「口に入れる」「物に触る」子どもの気になる行動を現役保育士てぃ先生が解説

フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

YouTubeチャンネル登録者数80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決!

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です! 今回はこれまでのお悩みの中から、「気になる行動」に関する相談へのアイディア、解決策をご紹介します。
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。
どうして口に入れちゃうの?

「なんでも口に入れてしまいます」(2歳1ヵ月女児)

「なめる」「口の中に入れる」というのは誤飲につながる可能性が大きいですね。このようなお子さんがお家にいる場合、危険性を考えて、口に入れてほしくないものはお子さんの手の届くところに置かない、しっかり片付けておくといいと思います。

言葉で「口に入れちゃダメ」と伝えるのも大事ですが、何度言っても聞かないなら、まだ「なめてはいけない」というルールが理解できていないか、理解できているけどそれをおさえる理性が育っていないかのどちらかだと思います。

大変ですが今はまず、お子さんに危ないことが起こらない環境に整えるのが大人の役割だと思って、片付けておくようにするといいと思います。

なんでも口に入れてしまうのは、口の中が一番、そのお子さんにとって、ものの感触や形などを理解できる場所なのでしょう。成長とともに、手で触ることによってものの固さや感触などを感じられるようになってきます。そうすると口の中に入れる必要がなくなるので、その発達段階を越えれば自然と口の中には入れなくなるかなと思います。(関連記事:#47「なんでも口に入れてしまいます」
ビリビリ破かずにはいられない

『やたらと物に触ります』(2歳2ヵ月男児)

2歳になると歩行が上手になり、行動範囲は一気に広がります。手も上手に動かせるようになってきて、なんでも触って音や手触りを確かめてみたくなる。でもまだ大人のようにルールやマナーという概念があるわけではありません。他人のものや、スーパーで購入前の商品をべたべた触ってしまうのは、「どんな感触なんだろう?」って思う好奇心が勝るからだと思います。

こんな時期だからこそ、指先の感覚を研ぎすまして集中する遊びをしてみるといいんじゃないかな。よくバラエティ番組などで「箱の中身はなんでしょね?」ってありますよね? それを再現してみる。ミニカーとつみきなどをいれて、「ミニカーを出してみよう」って手を入れてゴソゴソして出してみたら「あれ? つみきだ」という遊びです。

2歳ぐらいの子どもは感覚的な刺激への好奇心が旺盛ですから、手や指の感覚を楽しむ遊びを意図的にやる。そうやって「触りたい」という好奇心を満たせる時間や活動を設けることによって落ち着いていくと思いますし、ただ叱るのではなく「今はやめよう」といった言葉も自然にかけやすくなります。
(関連記事:#11『やたらと物に触ります』
撮影/嶋田礼奈 取材/久世恵美 写真提供:フジチカ/PIXTA(ピクスタ)、mippe589/PIXTA(ピクスタ)
ほかにも子育てに役立つアイディア満載!
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てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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