「友達が苦手」「泣き出す」現役保育士てぃ先生が伝授する育児アイディア

フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア【まとめ記事】

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

YouTubeチャンネル登録者数80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決!

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です! 今回は、これまでのお悩みの中から、「お友達との関わり」に関する相談へのアイディア、解決策をまとめてご紹介します。
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。
友達と仲良くなるコツは?

『同じ年の子が苦手』(2歳10ヵ月女児)

2歳10ヵ月のお子さんでしたら、気にしなくていいと思います。2歳くらいでもお友だちといっしょにいるお子さんはいますが、たまたま同じ場所に集まっているだけです。

お友達と遊び出すのは3歳くらい。「あの子と遊ぶと楽しいから、あの子と遊びたい」となるのは4歳くらいです。2歳10ヵ月では人見知りだからではなく、まだそういう発達段階ではない、ということ。全然気にしなくて大丈夫です。保育園や幼稚園に通い出してたくさんの人に触れるようになれば、自然とお友達がやっていることに興味を持ち始めると思います。(関連記事:育児の悩み#14『同い年の子どもを見ても全然遊びたがらない』)
成長すれば自然に仲良くなれる

『ほかの子どもが苦手で、泣き出してしまいます』(2歳2ヵ月女児)

いやがっているのならば、無理矢理連れていく必要はないと思います。もし親御さんが集団生活のために準備をしたいと思うのならば、親御さんが練習相手になるといいと思います。たとえばおもちゃの貸し借りの練習になるような場面を作るのはいかがでしょうか? 

もしお子さんが遊んでいるおもちゃを「貸して」と言って親御さんが借りたなら、「ありがとう」と遊んだ後に必ず返すことが大事です。保育園でも、貸し借りができないお子さんは必ずいますが、ご家族で練習する中で「貸したものが返ってくる」という体験をしていれば貸すことができます。

お家と集団生活の大きな違いは、「ルール」「マナー」などの秩序だと思います。周りに人がいるところでは、「ルールを守って行動する」ことを学び出すのは3歳くらいからです。2歳ではまだまだ練習段階です。長い目で見守っていきましょう。(関連記事:育児の悩み#36『ほかの子どもが苦手で、泣き出してしまいます』
集団生活のルールを学びながら少しずつ

『おもちゃの貸し借りができません』(2歳2ヵ月女児)

お子さんが今そのおもちゃで遊んでいるならば、途中で遊びをやめさせてまでほかの子に貸す必要はないと思います。「自分が使っているものを人に貸すことが良いこと」と親御さんは考えますが、お子さんが楽しく遊んでいるのですから、その気持ちも大切にしてほしいと思います。

貸さない子が悪い子ではありません。むしろそのおもちゃに集中している、飽きずに夢中になっている時間を大事にしたほうがいいと思います。お子さんに悲しい思いをさせてまで、お友だちに貸さなくていいと思います。

まだ2歳です。おもちゃを貸すことができる「いい子」「やさしい子」になってほしいと求めるには、まだ幼すぎます。親御さんが代わりに「ごめんなさいね、今この子がこのおもちゃで遊んでいるから貸せないの。本当にごめんね」と、謝ってはどうでしょう? そこは大人の役割でいいと思います。3~4歳と年齢があがってくれば「自分がおもちゃを貸してあげると、相手がうれしそう」と貸すことに喜びを感じるようになってきます。
(関連記事:『おもちゃの貸し借りができません』
撮影/嶋田礼奈 取材/久世恵美 写真提供: IYO/PIXTA(ピクスタ)、YUMIK/PIXTA(ピクスタ)
ほかにも子育てに役立つアイディア満載!
▶︎「てぃ先生の目からうろこの育児アイディア」記事一覧はこちら
てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki