
三郎と彼の鳩であるコジロウは、レースで3回も優勝するほどの名コンビで、三郎は鳩笛でコジロウを自在に操ることができた。しかし、彼の母親は鳩のフンに存在するサルモネラ菌を懸念し、コジロウを捨ててくるよう話していたらしい。三郎は林の中に巣箱を作り、母に黙ってそこでコジロウを飼うことを決めていた。
そのころ、TACでは新たに無人飛行機の開発が進められていた。しかし、開発を担当する梶 洋一によると、飛ばした後の飛行機を回収するための機能がまだ確定していないらしい。すると、北斗は先程の三郎のことを思い出し、鳩の帰巣本能を利用することを提案。帰巣本能を研究するため、三郎からコジロウを借りることになる。
TAC本部から離れたところでコジロウを放し、帰ってくる様子を観察するTAC。しかし、ある地点でコジロウはこつぜんと姿を消してしまう。鳩を使ったTACの実験を知ったヤプールが、コジロウを誘拐したのだ。北斗は、三郎に事情を話し、コジロウが消えた場所で鳩笛を吹いてもらう。しかし、そこに現れたのはコジロウではなく、超獣・ブラックピジョンだった。