あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月1日」(1998年)。
ふたりのファビラス星人がコウダ隊員とカリヤ隊員を人質にし、地球を明け渡すよう要求してきた。さらに、ハネジローは、ファビラス星の生物だと判明。ハネジローはコウダたちを助けるが……。
コウダとカリヤが人質に
宇宙人は、特殊な力を使ってグランドームのセキュリティを突破。メインシステムをダウンさせた。さらに、アスカたちのいる司令室にやってきたふたりは、コンピューターを破壊する。しかし、にせもののカリヤが、光弾でアスカを攻撃しようとすると、にせもののコウダは「無駄な血は流したくない」とそれを阻止した。
そして、その場にいたハネジローを、「ムーキット」と呼んだ宇宙人は、本来の姿を現した。彼らはファビラス星人で、惑星同士の衝突により、母星を失った。そして、宇宙船に80億の同胞をミクロ化させ、新天地を求めて放浪していると言う。これまでに、自分たちが住める環境の星を見つけ、移住できないか交渉したこともあったが、彼らは拒絶されて攻撃を受けてしまったらしい。
自分たちの忍耐は限界だと言うファビラス星人Aは、力づくで星を奪うと宣言。アスカたちを攻撃しようとする。しかし、ファビラス星人Bはそれを制止し、アスカたちに「要求を飲めば、強引な方法は取らない」と言う。その要求とは、地球の全生物をミクロ化し、彼らの宇宙船に乗って放浪しろというものだった。
ファビラス星人は、コウダとカリヤを人質にしていることを告げ、24時間以内に結論を出すことを要求。さらに、ハネジローはファビラス星で、「平和を招く神」として崇められていた生物だということも判明。ハネジローは悲しそうな顔をしながらも、自らの意思でファビラス星人たちについていってしまう。