12月2日 ウルトラマンギンガS 超兵器の使用をめぐってUPGが内部分裂!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月2日(2014年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月2日」(2014年)。
ガッツ星人ボルスト(SD)と戦うウルトラマンギンガストリウム  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2014年7月15日より放送が開始された『ウルトラマンギンガS』は、『ウルトラマンギンガ』の続編として引き続き『新ウルトラマン列伝』内で放送された。

礼堂ヒカル=ウルトラマンギンガがダークルギエルを倒してから2年後、旅をしていたヒカルは戦いに巻き込まれたことがきっかけで特捜チームUPGに入隊し、ギンガとしての戦いを再開。さらに、地底の民ビクトリアンの青年ショウが変身するウルトラマンビクトリーも現れる。


UPGの上層組織である、国際防衛機構の神山政紀長官がやってきた。神山長官はビクトリウムを使用した兵器「ビクトリウムキャノン」の使用を命令。地底の民・ビクトリアンの大切なビクトリウムを兵器転用することを反対したヒカルたちは反発するが、それにより隊員資格をはく奪されてしまう。さらに、ガッツ星人ボルスト(SD)も出現し……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

秘密にされていた超兵器・ビクトリウムキャノン

2014年12月2日は『ウルトラマンギンガS』第13話「分裂!UPG」が放送された日です。UPG基地・ライブベースに、国際防衛機構の神山長官がやってきた。直近に、無人地帯で直径3キロメートルの範囲が何者かによって焼き尽くされるという事件が発生したこともあり、防衛体制を強化することが決定したという。すると突如、怪獣・バードン(SD)が出現。チブル星人エクセラー(SD)の指示により、ガッツ星人ボルスト(SD)がモンスライブ(変身)し、ウルトラマンギンガやウルトラマンビクトリーを倒そうと襲来したのだ。

ヒカルは現場に向かおうとするが、神山長官によって止められる。現在のUPGに不満を持っている神山長官は、以前から評価し、自身がUPGに推薦した杉田アリサ隊員を除き、ヒカルたちの隊員資格をはく奪してしまった。さらに、神山長官は指令室のコンピューターを操作し、指令室内に隠されていた謎の装置を出現させる。長官がそれを操作すると、ビクトリウムをエネルギーとして使用する対異星人用の兵器・ビクトリウムキャノンが基地の屋上から出現した。

ヒカルはビクトリアンの大切なエネルギーを使うことに反発するが、ビクトリアンの存在は世間には知られていない。UPGの中で唯一ビクトリウムキャノンの存在を知っていた陣野義昭隊長は、未知の力を兵器に利用することに反対するが、神山長官はいつ脅威になるかもわからないウルトラマンギンガに頼らず、地球は人類の力で守るべきだと主張。反発するヒカルを拘束し、アリサを除く全員をライブベースから追い出してしまう。
バードン(SD)と戦うウルトラマンビクトリー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
そのころ、ショウはウルトラマンビクトリーにウルトライブ(変身)しバードン(SD)と交戦していた。敵の猛毒に苦戦しつつも、ビクトリウムシュートでバードン(SD)を撃破するビクトリー。一方、神山長官はビクトリウムをチャージ。地底にあるビクトリウムのエネルギーが吸収されていることに、地底の民・ビクトリアン、そしてチブル星人エクセラー(SD)は気づく。すると、エクセラー(SD)のもとに、ビクトリーに敗れたガッツ星人ボルスト(SD)が帰還。もっと強い怪獣のスパークドールズを渡すよう要求する。
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