あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月2日」(2014年)。
礼堂ヒカル=ウルトラマンギンガがダークルギエルを倒してから2年後、旅をしていたヒカルは戦いに巻き込まれたことがきっかけで特捜チームUPGに入隊し、ギンガとしての戦いを再開。さらに、地底の民ビクトリアンの青年ショウが変身するウルトラマンビクトリーも現れる。
UPGの上層組織である、国際防衛機構の神山政紀長官がやってきた。神山長官はビクトリウムを使用した兵器「ビクトリウムキャノン」の使用を命令。地底の民・ビクトリアンの大切なビクトリウムを兵器転用することを反対したヒカルたちは反発するが、それにより隊員資格をはく奪されてしまう。さらに、ガッツ星人ボルスト(SD)も出現し……。
秘密にされていた超兵器・ビクトリウムキャノン
ヒカルは現場に向かおうとするが、神山長官によって止められる。現在のUPGに不満を持っている神山長官は、以前から評価し、自身がUPGに推薦した杉田アリサ隊員を除き、ヒカルたちの隊員資格をはく奪してしまった。さらに、神山長官は指令室のコンピューターを操作し、指令室内に隠されていた謎の装置を出現させる。長官がそれを操作すると、ビクトリウムをエネルギーとして使用する対異星人用の兵器・ビクトリウムキャノンが基地の屋上から出現した。
ヒカルはビクトリアンの大切なエネルギーを使うことに反発するが、ビクトリアンの存在は世間には知られていない。UPGの中で唯一ビクトリウムキャノンの存在を知っていた陣野義昭隊長は、未知の力を兵器に利用することに反対するが、神山長官はいつ脅威になるかもわからないウルトラマンギンガに頼らず、地球は人類の力で守るべきだと主張。反発するヒカルを拘束し、アリサを除く全員をライブベースから追い出してしまう。