あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月6日」(1974年)。
怪獣・ガロンが街に現れ、ゲンはその被害にあってしまった兄弟を助ける。しかしその後、新たにガロンの弟であるリットルが出現。兄弟怪獣を相手にピンチに陥るレオを助けにきたのは、死んだと思われていたレオの弟・アストラだった!
ガロンが現れる
しかし、建物の中から「れお兄ちゃん!」と叫ぶ、子どもの声が聞こえてくる。それは、助けを求める弟と、弟を助けようとする兄の声だった。ゲンは少年たちの元に向かうと、弟の「あすか」は瓦礫の下敷きになっていた。ゲンは兄の「れお」とともに瓦礫をどかし、あすかを救出。病院に連れていく。しかし、あすかは重傷で、すぐに手術を受けることになった。
れおたちの両親は、ガロンに殺されていた。もし、あすかもいなくなってしまえば、自分はひとりになってしまう。ゲンは、自分も怪獣の襲撃により両親と弟を亡くしたことを話し、れおの気持ちがわかると、落ち込むれおを勇気づけたのだった。その後、戦いに戻ろうとするゲンだったが、ダンになぜウルトラマンレオに変身して戦わなかったのかと𠮟責される。子どもたちを助けるためだと事情を説明するゲンだったが、ガロンの攻撃によりMAC隊員も死傷者を出していた。戦うべきときに戦わなければ、被害が広がってしまう。ダンはゲンにそう諭し、再度現場に向かわせたのだった。