9月6日 ウルトラマンレオ アストラが初登場! 兄弟怪獣を倒せ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月6日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月6日」(1974年)。
ガロン(右から2番目)、リットル(左から2番目)と戦うウルトラマンレオ(左端)とアストラ(右端)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

怪獣・ガロンが街に現れ、ゲンはその被害にあってしまった兄弟を助ける。しかしその後、新たにガロンの弟であるリットルが出現。兄弟怪獣を相手にピンチに陥るレオを助けにきたのは、死んだと思われていたレオの弟・アストラだった!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ガロンが現れる

1974年9月6日は『ウルトラマンレオ』第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」が放送された日です。山口百子の誕生日を祝う、ゲンや梅田トオルたち。しかし、怪獣が出現したという連絡を受け、ゲンは現場に急行する。その怪獣・ガロンの戦闘力は凄まじく、MACの戦闘機は次々と撃墜されていった。ゲンはダンの指示を受け、ガロンに挑もうとする。

しかし、建物の中から「れお兄ちゃん!」と叫ぶ、子どもの声が聞こえてくる。それは、助けを求める弟と、弟を助けようとする兄の声だった。ゲンは少年たちの元に向かうと、弟の「あすか」は瓦礫の下敷きになっていた。ゲンは兄の「れお」とともに瓦礫をどかし、あすかを救出。病院に連れていく。しかし、あすかは重傷で、すぐに手術を受けることになった。

れおたちの両親は、ガロンに殺されていた。もし、あすかもいなくなってしまえば、自分はひとりになってしまう。ゲンは、自分も怪獣の襲撃により両親と弟を亡くしたことを話し、れおの気持ちがわかると、落ち込むれおを勇気づけたのだった。その後、戦いに戻ろうとするゲンだったが、ダンになぜウルトラマンレオに変身して戦わなかったのかと𠮟責される。子どもたちを助けるためだと事情を説明するゲンだったが、ガロンの攻撃によりMAC隊員も死傷者を出していた。戦うべきときに戦わなければ、被害が広がってしまう。ダンはゲンにそう諭し、再度現場に向かわせたのだった。
次のページへ 死んだと思われていたアストラがレオを助けにくる!
25 件