
ジュースの自動販売機に恐ろしい罠が!
下宿先である白鳥家の健一少年が所属する、野球チームの練習に遭遇した光太郎。前回の試合ではコールド負けを喫していたが、最近史男という野球の上手い新メンバーが加入したことで、健一たちは明日行われる試合に向けて張り切っていた。そんな健一たちに、光太郎はジュースを奢ろうと思いつく。
野球好きで知られている酒屋の「やっさん」の店の前にあった自動販売機が近くにあるのを発見した光太郎は、お金を入れ、子どもたちはボタンを押すがジュースが出てこない。いらだった史男がバットで自販機を叩いてしまうと、まるで詰まっていたかのようにジュースが大量に出てきた。
これ幸いとジュースを味わう子どもたちだったが、取り出し口から触手のようなものが伸び、彼らを狙っていることに誰も気づかなかった。触手は史男の脚を刺すと引っ込み、隠れる。史男は一瞬痛みを感じて脚が痺れるも、怪我はしていないようだった。
そこに、やっさんがやってきて、この自販機は店の前から誰かに盗まれて、ここに運ばれてしまったと話す。そしてその夜、自販機に潜む触手は、やっさんと通報を受けてやってきた警察官を自販機の中に引き摺り込み、自販機ごとどこかに向かって移動したのだった……。
翌日、健一たちの試合がスタートするが、その途中で史男が倒れてしまう。光太郎は病院に運ばれた史男のお見舞いに行くが、なぜか史男の担当医から呼び出される。