
猛が生徒たちから事情を聞くと、真一のガールフレンドだったミドリを、柴田がとってしまったらしい。サッカー部に所属し、生徒曰くファッショナブルな柴田に、ミドリの心が動いてしまったのだ。その夜、真一はミドリが自分から去ってしまったことへの怒りや悲しみで、自室で暴れてしまう。やがて落ち着きを取り戻し、ふと夜空を見上げるとそこにはミドリの幻があった。しかし、その幻は赤黒い霧のようなものに形を変え、真一に向かって光線を発射。真一は気絶してしまった。
その頃UGMは、桜ヶ岡中学の近くで発生した霧のなかから、人間の憎しみや嫉妬といった「マイナスエネルギー」を確認していた。翌朝、猛は登校までの時間を利用して周囲の調査を行うが、特に異常は見られない。