あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月14日」(2006年)。
フェニックスネストの近くで最近、赤い幽霊が出るという噂が広がる。その秘密を探るミライたちだったが、そこでアマガイ コノミ隊員は幼いころの友人と再会したのだった。
赤い幽霊の噂
その後、ミライたちはフェニックスネストの外でほんとうに赤い幽霊を目撃。幽霊を信じないテッペイ隊員が正体を突き止めようと追跡するが、曲がり角で男性とぶつかり、逃がしてしまう。その男性は、コノミの小学生時代の友人であるスザキだった。コノミとスザキは再会を喜びあい、赤い幽霊の捜索は中断される。
スザキはコノミに大切な宝物をくれた人だという。小学生のころ、メガネをからかわれ、男子からいじめられていたコノミを、スザキは助け、メガネが似合っていると褒めてくれた。それ以来、いくらメガネをからかわれても気にしなくなったコノミだったが、父親の都合で転校が決まってしまう。引っ越しの日、車で街を去ろうとするコノミが外を見ると、自分に向かって叫ぶスザキの姿が見えた。声は聞こえなかったが、コノミはスザキが自分に「がんばれ」と叫んでいたと感じたのだった。
その後、リムエレキングを実体化させるための分子ミストの放出ポイントと、赤い幽霊の出現ポイントが同じであることが判明。赤い幽霊はリムエレキングの実体化に使われていた分子ミストが変化したものだった。すると、カザマ マリナ隊員が突然大声を出す。マリナは、スザキが傷害事件を起こして逮捕された俳優であることに気づいたのだ。そのころ、コノミはバーでスザキと会っていたが、スザキは綺麗になったコノミを褒めながらも、「メガネはないほうがいい」と言ってしまう。