あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月12日」(2017年)。
サンダーキラーに圧されるジードを助けに、ウルトラマンゼロが現れた。しかし、リクは最後まで自分だけで戦えたと反発。リクと伊賀栗レイトは互いに「自分のほうが大変だ」と主張し、言い合いになってしまう。そして、ふたりは入れ替わり、リクはサラリーマンに、レイトはアルバイトと鳥羽ライハによる特訓を行うという、奇妙な事態になってしまう。
リクがゼロに嫉妬する
リクに肩を貸し、はじめて星雲荘を訪れたレイトとゼロ。リクは、今回の戦闘による市民の反応をテレビで見るが、ウルトラマンベリアルに酷似しているジードが恐れられているのに対し、ゼロはかっこいいと賞賛されていることが気に入らなかった。ゼロはリクを励ますが、リクはゼロがこなくても敵を倒せたと反発する。
すると、レイトがこれからは自分が戦うと言い出した。レイトはゼロに変身したことで充実感をおぼえ、それに酔いしれてしまっていたのだ。それに対し、リクはサラリーマンにウルトラマンの何がわかるのかと言い返す。ふたりは互いに、自分のほうが大変だと主張。レムが開発した、自分を別の人間に見せるブローチを使い、リクとレイトは入れ替わって生活するという流れになってしまう。
「サラリーマンなんて楽勝」と考えていたリク。しかし、昨日レイトはゼロに変身するため会社を休んでおり、上司に謝罪することになってしまう。さらに、大量の仕事に忙殺。ペガの力を借りてなんとか進めるものの、仕事中にはカラータイマーが鳴るということもなく、すべての作業が終わるまで残業をしていたのだった。