7月5日 悪意ある巨人が出現! ウルトラマンティガがイーヴィルティガと激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月5日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月5日」(1997年)。
ガーディー(左)を守りながら、イーヴィルティガ(右)と戦うウルトラマンティガのスチール。本編では、ティガが到着したときにはすでにガーディーは力尽きていた  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

怪獣・ゲオザークを倒したダイゴ。しかしその後、謎の男から襲撃を受ける。ダイゴを襲ったマサキ・ケイゴは、ティガやダイゴのことを調べており、自分こそが光になるのにふさわしい人間だと主張。ティガへの変身に使用するスパークレンスをダイゴから奪い去る。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

イーヴィルティガが誕生

1997年7月5日は『ウルトラマンティガ』第44話「影を継ぐもの」が放送された日です。第43話「地の鮫」でスパークレンスを奪われたダイゴは、ゲオザークやマサキとの戦いの疲れもあり、憔悴していた。そこに、1匹の犬が現れ、ダイゴを輝く洞窟に導く。洞窟の中には、ティガとは別の光の巨人と、怪獣の像があった。そして、そこにマサキが現れる。
人類の進化を強制的に導くのがウルトラマンの使命だと主張するマサキ。そして、マサキは自分とダイゴの遺伝子が同じルーツを持っていることを語ると、自作した光遺伝子コンバーターにスパークレンスをセット。光の巨人像と融合し、イーヴィルティガに変身を果たす。

一方、今回の事件の首謀者がマサキであることに気づいたGUTSは行動を開始。彼が責任者を務める宇宙開発企業・サイテックコーポレーションに潜入する。そこで、ホリイ・マサミ隊員はマサキに地球平和連合TPCの情報を流し、姿をくらましていたタンゴ博士を発見。彼を問いただす。タンゴ博士は、TPCから持ち出した巨人像の砂を複製し、光の巨人を量産しようとしていたのだ。
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