9月26日 ザ☆ウルトラマン 地球からのメッセージ? 人類は地球を退去せよ!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」9月26日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月26日」(1979年)。
ギバルーガと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
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『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

科学警備隊発足当初から、ヒカリたち隊員を導いてきたアキヤマキャップ。その経験を買われ地球防衛軍では、とあることが決まっていた。そんななか、世界各地で海上から噴水が上がるなどの奇妙な現象が発生。調査の結果、その現象は地球そのものからの人類へのメッセージであることがわかる。しかも、その内容は人類に地球から退去するよう要求するものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

世界中で異常現象が発生! その意味するものは?

1979年9月26日は『ザ☆ウルトラマン』第26話「地球最大の危機!!」が放送された日です。ポイント3261の湖で水が噴水のように吹き上がる異常現象が発生し、科学警備隊は調査に向かった。湖のすぐ近くでは工場の建設が進められており、作業員たちも困惑している。スーパーマードック号は潜水して湖底を調査しようとするが、ヒカリが噴水の動きに規則性があることに気づき、極東ゾーン基地に映像を送る。

ピグがコンピューターで噴水の映像を解析する一方で、現場では地震が発生し、噴水が消えてしまう。すると地球防衛軍の宮井副官がアキヤマキャップに、先程のポイント3261の地震と同時刻に、アフリカでは地盤沈下が、オーストラリアでは砂漠が盛り上がり山ができるといった異常現象が立て続けに発生していたと告げる。そのとき、ピグの解析が完了するが、その内容はなんと地球からのメッセージだった。繁殖を繰り返し、自分を汚した人類に24時間以内の地球からの退去を迫り、命令に応じなければ人間を皆殺しにすると言う。その証拠として、世界各地で異常現象を発生させたらしいのだ。

解析結果を聞いたヒカリたちは、スーパーマードック号で湖底に潜水し、地下10キロメートルに生命体の反応をキャッチする。ピグはそれが地球の脳みそなのではないかと考えるが、地下にある空洞に辿り着いたヒカリたちを出迎えたのは、ほんとうに脳のような物体だった。
次のページへ その物体はメッセージを出した地球の脳なのか?
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