あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月26日」(1979年)。
科学警備隊発足当初から、ヒカリたち隊員を導いてきたアキヤマキャップ。その経験を買われ地球防衛軍では、とあることが決まっていた。そんななか、世界各地で海上から噴水が上がるなどの奇妙な現象が発生。調査の結果、その現象は地球そのものからの人類へのメッセージであることがわかる。しかも、その内容は人類に地球から退去するよう要求するものだった。
世界中で異常現象が発生! その意味するものは?
ピグがコンピューターで噴水の映像を解析する一方で、現場では地震が発生し、噴水が消えてしまう。すると地球防衛軍の宮井副官がアキヤマキャップに、先程のポイント3261の地震と同時刻に、アフリカでは地盤沈下が、オーストラリアでは砂漠が盛り上がり山ができるといった異常現象が立て続けに発生していたと告げる。そのとき、ピグの解析が完了するが、その内容はなんと地球からのメッセージだった。繁殖を繰り返し、自分を汚した人類に24時間以内の地球からの退去を迫り、命令に応じなければ人間を皆殺しにすると言う。その証拠として、世界各地で異常現象を発生させたらしいのだ。
解析結果を聞いたヒカリたちは、スーパーマードック号で湖底に潜水し、地下10キロメートルに生命体の反応をキャッチする。ピグはそれが地球の脳みそなのではないかと考えるが、地下にある空洞に辿り着いたヒカリたちを出迎えたのは、ほんとうに脳のような物体だった。