8月9日 ウルトラマンティガ ダイゴが円谷プロダクションに迷い込む!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月9日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月9日」(1997年)。
ヤナカーギーと戦う、ウルトラマン(左)とウルトラマンティガ(右)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

怪しい男を追ってダイゴが辿り着いたのは、1965年当時の円谷プロダクションだった! そして、怪獣・ヤナカーギーに苦戦するティガを助けるため、ウルトラマンが登場! 特撮テレビ番組『ウルトラマン』誕生の秘密がここに明かされる!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ダイゴが1965年にタイムスリップ

1997年8月9日は『ウルトラマンティガ』第49話「ウルトラの星」が放送された日です。怪獣を探す、怪しい男を発見したダイゴ。男は子どもたちから「怪獣は、円谷プロにいる」という情報を得て、映画やテレビ番組の製作を行う円谷プロダクションに向かった。怪獣バイヤーを自称するチャリジャというその男は、受付で円谷英二監督に会いたいと話す。しかし、円谷英二はもう故人だ。その様子を見ていた円谷プロダクションの専務は、チャリジャに1965年の円谷プロダクションにいくことを、冗談まじりに勧める。

すると、チャリジャはトランクに入った不可思議な機械を操作し、姿を消してしまった。それを見ていたダイゴはダイブハンガーに戻り、そのことを報告。再びチャリジャが姿を消した円谷プロダクションのオフィスビルに戻ると、ダイゴは光の輪の中に吸い込まれてしまう。

チャリジャはタイムスリップし、ほんとうに1965年の円谷プロダクションを訪れていた。ダイゴも同じ時間にタイムスリップ。そこでは、円谷 一が監督を務める怪獣映画の撮影が行われていた。スタジオの中に入ったダイゴは、「長野」というスタッフに間違えられ、カチンコを持たされてしまう。「長野って誰だよ……」とボヤきつつも、撮影に参加するダイゴ。その後、ダイゴは別のスタジオでチャリジャを発見するも、逃げられてしまう。
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