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「食べたいものは自分で作る!」をモットーに、料理家・越野美樹さんが「日本の伝統食材」を使ったレシピを提案する連載。
ロハス、エシカル、SDGsなどのオシャレな横文字ではなく、毎日のベタでリアルな生活の中から生まれた身近な知恵……。
小さい子がいて忙しくても、ゆるく続けられる台所仕事の「MOTTAINAI」を、具体的な実践方法を交えてお伝えします。
19回目のテーマは、「そば」。
子どもも食べやすいアレンジ、「彩りそばいなり」「ビビンそば」「そばdeソース焼きそば」の3種をご紹介します。
思わず一緒に作りたくなる「お手伝いポイント」も載せていますので、親子で一緒に楽しんでくださいね。
「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん 全シリーズを読む
アレンジ次第で食べやすいそば
そばを最近食べましたか?
暑い日につるっと食べるのは大人の楽しみですが、子どもはそばよりうどんの方が好きな子が多いですよね。
しかし、そばは、アレンジ次第で子どもも食べやすくなりますよ。
見た目は地味で、子ども受けしないそばでも、華やかにアレンジしたそば料理ならきっと喜んで食べてくれるはずです。
その前に、そばについてご紹介します。
そばの豆知識
そばは、白米やうどんよりもタンパク質が多く、必須アミノ酸もバランスよく含まれています。
ポリフェノールの一種のルチンや、ビタミンB群などのミネラル、食物繊維も豊富な食材です。
【そばの種類】
そば粉の割合
・十割そば…すべてそば粉を使っている
・二八そば…そば粉8割に小麦粉を2割加えている
そば殻の有無
・田舎そば…そばの殻を完全に取らずにひいた粉を使っている
・更科そば…そばの殻を取り去ってそばの実の芯の部分だけを使っている
そばは栄養価が高く成長期には摂りたい食材ですが、アレルギー反応を起こす可能性もあります。
そばを食べさせる場合は、1歳半を過ぎたころから、1本をさらに刻んで、ごく少量から試してみてください。
今回は、そばを使って、見た目も楽しく、子どもが食べやすい料理3品をご紹介します。