「まごわやさしい」魔法のレシピ　子どもとすりすり「万能すりごまダレ」で一品完結ごはん

娘がティッシュや引き出しなど、中身をなんでも全部出したがる時期がありました。

ある日、キッチンに開けてもいい引き出しを作り、中には保存容器やケーキ型など、割れたり怪我をすることのない本物の調理道具を入れ、どれでも出し放題にしていいことにしました。

中でもクッキー型に興味を持った娘。

自分のおもちゃのキッチンで遊んでいたのですが、野菜を薄切りにして、クッキー型で抜くお手伝いをさせてみると、これも次々と上手に型抜きしてくれました。

クッキー型のお手伝いを上手に生かし、ごまの万能ダレを使った一品完結どんぶりをご紹介します。

型抜き野菜をあしらった、かわいいどんぶりレシピをご紹介します。
ごまダレそうめんと同じタレを使い、栄養面でも一品完結のまぐろどんぶりです。

【作り方】
１．ボウルにA（米酢、醤油、みそ、すりごま、ごま油）を入れて泡立て器などで混ぜておく。

２．にんじんは薄い輪切りにし、クッキー型で抜く。

３．紫たまねぎは繊維に沿って薄くスライスする。ボウルに入れて塩をふり、よく混ぜてから米酢を加えてさらに混ぜておく。

４．アボカドは種をのぞいて一口大に切り、レモン汁をまぶしておく。

５．器に炊いたご飯、まぐろ、２、３、４をのせ、１をかける。

【お手伝いポイント】
野菜をクッキー型で抜いたり、彩りよく盛り付けしたりすると、美味しく野菜が食べられる！

「小腹がすいた」というとき、糖質や脂質の多いケーキやクッキー、スナック菓子より、できれば「体にいいおやつ」が食べたいもの。

そんなときにも、ごまは大活躍！　すりごまと食パンを使って、簡単で栄養バランスのいい「簡単おやつ」が作れます。

意外にもフルーツとの相性もいいんです！

【作り方】
１．ボウルにA（すりごま、みそ、はちみつ）を入れてスプーンなどで混ぜる。
２．バナナは薄い輪切りにする
３．食パンに１の半量を塗り、２とマシュマロを半量ずつをのせる。

【お手伝いポイント】
手作りごまペーストを食パンに塗って、フルーツとマシュマロをのせて……ひとりでおやつ作りができるかも!?

ピーラーで皮をむくなんて、私にとっては面倒なこと。でも、子どもにとってはすごく楽しいなんて、とても意外でした。

娘の最初の「十八番」料理は、ピーラーでにんじん、大根、きゅうりをスライスし、塩とお酢をまぶしてレーズンやナッツを加えた「しりしり」。娘はピーラーに長いことはまって、毎日のように「しりしり」サラダを食べましたが、しばらくしたらパタリと作らなくなりなりました。

今は中学生になった娘に、たまに「しりしり食べたいな」というと「めんどくさい」。そうですよね、中学生はとっても忙しいのです。

子どもが「やりたい！」という気持ちがあるときにお手伝いしてもらうのは、とても大切などだと痛感しています。

料理・文：越野美樹