
マンガは世界共通語!? 『進撃の巨人』の「駆逐してやる!」は英語でなんて言う?
「英語でなんて言うの?」知ってて差がつく“通訳者ママ”の「最新」英語表現 【連載】第14回
2025.03.25
通訳者・翻訳家:神本 亜紀
たとえば、Karaoke
カラオケは日本発祥の娯楽。もとは音楽業界の言葉で、「空(からっぽ)」と「オーケストラ」を組み合わせた造語といわれています。日本の文化が海外にわたり、カラオケはそのままKaraokeと言われるようになりました。
ただし言い方は「カラオケ」ではなく、ネイティブは「キャリオキィ」のように発音します。また、Karaokeをその言葉を使わずに説明するなら、〈a singing club〉や〈a singing bar〉と表現できるでしょう。

飲み物や食べ物をはじめ、スポーツ、文化など、日本特有のものは多くの人々に親しまれ、リスペクトされるようになった結果、英語圏だけでなく世界中で日本語がそのまま使用されるようになったといえるでしょう。
現在はインバウンドの影響で、ますます日本を訪れる外国人が多くなっています。これからさらに、日本語だけどネイティブに通じる言葉は増えるかもしれません。
あき先生のチャットルーム
日本のポップカルチャーと英語について
日本のポップカルチャーといえば、マンガやアニメではないでしょうか。
特にマンガはそのままMangaの言葉が通じるほど、英語圏だけでなく世界中に日本マンガのファンがいます。
さて、人気のマンガは海外では次のようなタイトルで知られています。
人気のマンガの英語タイトル
『進撃の巨人』 Attack on Titan
『美少女戦士セーラームーン』 Pretty Guardian Sailor Moon
『七つの大罪』 The Seven Deadly Sins
『ちいかわ』 Chiikawa -Something small and cute-
人気マンガには有名なセリフがあるものですが、『進撃の巨人』の「駆逐してやる!」は〈I'm gonna destroy them!〉であり、『美少女戦士セーラームーン』の「月にかわっておしおきよ!」は〈In the name of the moon, I'll punish you!〉です。
知っていると、ネイティブとの会話のきっかけになるかも。
かつては“英語音痴”……第2子出産後の30歳から英語を学び直し、今は通訳者・翻訳家として活躍する神本亜紀(かんもと あき)さんの「英語勉強法」を解説した記事は⬇︎下のバナーからどうぞ!
【関連書籍】
神本 亜紀
大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/
大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/