子どもの「スナップ写真」 スマホで“今この瞬間”を切り取る撮影術

いつもの写真が見違える! 子どもの一瞬を逃さない写真の撮り方#3

スマホカメラでグリット線を表示させる方法

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スマホのグリッド線の見え方。
撮影:Raria

では、スマホでグリッド線を出す方法をみていきましょう。機種によっても多少異なる部分はありますが、基本的な操作の手順は以下の通りです。

【Androidの場合】
①カメラアプリを開いて、「設定アイコン」の歯車マーク(またはスパナマークなど)をタップします。これらは画面の上部に表示されていることが多いです。

②設定画面から「グリッド(グリッドの種類、カメラグリッド、グリッドラインなどの表示)」をオンに変更。するとグリッド線が画面上に出てきます。

③グリッド線は「3×3」、「4×4」など選べる場合があります。基本は三分割の「3×3」で問題ありません。

【iPhoneの場合】
①設定アプリを起動させて、「カメラ」の表示をタップします。

②その中の「グリッド」の部分をオンにします。そして、改めてカメラアプリを立ち上げると、カメラ画面にグリッド線が表示されるようになります。

グリット線をオンにしたら、地面や海など、水平が分かりやすい部分に横グリッド線を合わせます。

おすすめは、グリッド線がクロスする箇所に子ども(被写体)を合わせて撮ること。簡単にバランスの良い、キレイな写真が撮ることができます。

もし動き回る子なら、グリッド線のクロス部分に子どもが来た瞬間、連写するのもいいですね。

スナップに躍動感をつけ加えるには?

斜め45度撮りで躍動感をプラス。背景の地面の水平ラインが大きく傾いていることがわかります。
撮影:Raria

構図でも説明しましたが、印象的に撮る場合「斜め45度撮り」もおすすめです。躍動感あふれる元気なイメージの写真が出来上がります。

また、ダイナミックな写真がとりたいなら、スマホをママの目線よりも下の構えて撮るワザもあります。

「スマホのカメラレンズは上側についているので、あえてスマホをひっくり返して『レンズを下』にしてみましょう。下からあおる感じで、ママ目線よりもスマホを下に向けて撮ると、とても面白い写真が撮れますよ」(吉野さん)

お外なら、空がグッと入りこんで、広がったような写真が撮れます。そのときの子どもの目線の先も写り込みます。

お部屋なら、いつものようにハイハイしている子どもを、レンズを下にしたカメラで撮影してみましょう。子どもがどんな表情でハイハイをしているのか、いつもと違った角度で、ダイナミックに表現することができます。

子どもの夢中な毎日を「スナップ写真」でキレイに残そう

スナップ写真は撮影日などを決めずに、日常で撮るのが一番です。例えば、保育園帰りにスマホを忍ばせて、元気のいい姿をパチリ。キレイに撮れば「素敵な思い出写真」に早変わりです。

また、お絵かきやプラレール作り、スイカをかじっているなど、その子が夢中になっている姿こそ、シャッターチャンス。最高の一枚になるでしょう。

パパママが「かわいい」と思う子どもの日常の瞬間を切り取るスナップ写真。今回ご紹介した、ちょっとした撮影のコツを使って、さらに素敵な写真を残していきましょう。

取材・文/斉藤カオリ

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よしの ようこ

吉野 陽子

一般社団法人ママフォトグラファーアカデミー(MPA)代表理事

一般社団法人ママフォトグラファーアカデミー(MPA)代表理事。姉妹団体「ロイヤルセラピスト協会(RTA)」会員。1男3女の4人の子どもを育てながら保育士資格やRTA認定ベビーマッサージ・ファーストサイン・ファーストトーク講師資格取得。 ベビーマッサージの先生だからこそ撮ることのできる、赤ちゃんの個性を大切にしたベビーフォト・ニューボーンフォトを撮影するママフォトグラファー。監修に携わった本に『ママはみんなベビグラファー 我が子を世界一かわいく撮る方法』(合同出版)、『ココロもカラダもすくすく育つ!親子のふれあいベビーマッサージ』(東京書店)がある。

一般社団法人ママフォトグラファーアカデミー(MPA)代表理事。姉妹団体「ロイヤルセラピスト協会(RTA)」会員。1男3女の4人の子どもを育てながら保育士資格やRTA認定ベビーマッサージ・ファーストサイン・ファーストトーク講師資格取得。 ベビーマッサージの先生だからこそ撮ることのできる、赤ちゃんの個性を大切にしたベビーフォト・ニューボーンフォトを撮影するママフォトグラファー。監修に携わった本に『ママはみんなベビグラファー 我が子を世界一かわいく撮る方法』(合同出版)、『ココロもカラダもすくすく育つ!親子のふれあいベビーマッサージ』(東京書店)がある。