受験をやめる選択肢も…長女と次女の「中受」を成功させたエハラマサヒロ夫妻が語る“親の覚悟”とは?

5人の子育て中 エハラ夫妻が明かした「中学受験」のリアル

ライター:山口 真央

ケアレスミスとメンタル、子どもによって課題は違う!

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──美羽さんと風羽さんの受験期間を、家族でどのようにして乗り越えましたか。

マサヒロ子どものタイプによって、まったく違うアプローチが必要です。様子をよく観察して、親がどういうフォローができるかを考えなくちゃいけない。長女の美羽は、さささ~って問題を解くんだけど、ちょっとしたミスすることが多かったので、見直しを丁寧にするように声掛けしていました。

千鶴:そうそう。自分の字が汚くて「6」と「0」を見間違えて、計算を間違えちゃったりしてたよね。親からしたらかわいいけれど、受験勉強では気をつけないといけない。逆に次女の風羽ちゃんはケアレスミスは少なかったけど、プレッシャーに弱いところが弱点でした

マサヒロ:長女の受験をテレビに密着してもらったので、「風羽ちゃんは受験しないの?」とYouTubeの視聴者さんから声をかけてもらったのですが、本人のプレッシャーになるので密着動画は撮らなかったんです。

千鶴:なので、次女はメンタルのケア重視で。気持ちが落ち込むと「もうダメだ」とネガティブな言葉を口にしていたので、「ダメだと口にしたら、脳が本当にダメだと思っちゃうよ」とよく話していました。

マサヒロ:どう対応したらいいかは、本当に子どもの性格によるね。面白いのが、いま小学5年生になった三女の音羽(おとは)は、「中学受験しない」と決めているみたい。小学3年生のころからそう言ってます。

千鶴:音ちゃんは、幼いころから意思がはっきりしている子で。受験しない理由は「地元の友達と離れたくないから」らしく、私たちも納得しています。

マサヒロ:僕自身が小学生から進学校に通っていたけれど、自分のなりたい芸人になると決めて貫いて、いまとても幸せです。だから子どもたちがやりたいと思ったことは、とにかくチャレンジさせる。誰かに迷惑をかけるようなこと以外、背中を押してあげることに決めています。

親が子どもの「プレッシャー」にならないためには?

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