【せんべい料理】「MOTTAINAI」台所から未来の子どもを支えるごはん

もったいない・つづけられる・伝統食! #24【せんべい料理】

ライター・料理家:越野 美樹

カリカリ、ポリポリ、サクサク……。

せんべいは堅いイメージがありますが、じつはさまざまな食感のものがあります。

せんべいとひと口にいっても、さまざまな種類があります。好みのせんべいを見つけてみてください。  写真:越野美樹
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せんべいは嚙みごたえがありますが、よく嚙んで食べることであごの発育がよくなり、唾液が分泌されると口の中が洗い流されるので虫歯予防にも役立ちます。

また、よく嚙むことで早食い防止にもつながり、満足感が得られるため、肥満予防も期待できます。

そのため、塩分のとりすぎに注意しながら、子どもに食べさせたいおやつのひとつです。

ただ、せんべいの袋を開けると、たくさん入っているので残ってしまうこともあるのでは?

あまったせんべいは、料理にアレンジしてもおいしく食べられますよ!

今回はせんべいのアレンジ料理3品を紹介しますが、その前に、せんべいの豆知識も知っておきましょう。

せんべいの豆知識

せんべいとあられ・おかき・揚げ餅の違いを知っていますか?

せんべい
うるち米を蒸して焼き上げたもの。食感はさまざま。

あられ・おかき・揚げ餅
もち米をついて焼き上げたり揚げたりしたもの。食感がソフト。

せんべいやあられなどの米菓は、原料によってお米を蒸す、練る、伸ばす、成形する、乾かして焼くといった、たくさんの工程を経て作られます。

せんべいはうるち米をついたあと、すぐに成形しますが、あられやおかきなどは、もち米をついたあとに冷やしてから成形します。

あられは主として小型のもの、おかきは主として大型のもの。米菓は、米の種類や形状で種類が分かれます。 左:あられ 中央:揚げ餅 右:おかき  写真:越野美樹

堅い食感の「草加型」、ソフトな食感の「新潟型」、しっとりとした食感の「ぬれせんべい」などの焼きせんべいのほか、揚げせんべいもあります。

米菓ではなく、小麦粉を原料とするせんべいは、「南部せんべい」や「炭酸せんべい」、「瓦(かわら)せんべい」「えびせんべい」などがあります。

小袋に入っていないせんべいは、食べきれずにしけってしまうこともありますよね。

そんなせんべいを救済する、アレンジレシピを紹介します。

「卵せんべい」のレシピ

お好み焼き風に味つけした卵を、えびせんべいにはさんでいただきます。  写真:越野美樹

【材料】1人分
えびせんべい 2枚
キャベツ 1枚
卵 1個
ごま油 大さじ1
中濃ソース 小さじ1
マヨネーズ 適量
かつおぶし 少々
青のり 少々

【お手伝いポイント】
トッピングするのを手伝ってもらいましょう。

【作り方】
1.キャベツは千切りにする。

2.フライパンを中火に熱してごま油を入れ、温まったら卵を割り入れる。

3.黄身だけ軽くつついてほぐし、フタをして半熟になるまで焼く。

4.クッキングシートにえびせんべいを1枚置き、3をのせる。

5.中濃ソース、1、マヨネーズ、かつおぶし、青のりをトッピングし、もう1枚のえびせんべいをのせる。

今回はスキレットで焼いています。大きなフライパンでも、えびせんべいと同じくらいの大きさで目玉焼きを作ると、仕上がりも食べやすさもアップします。  写真:越野美樹

食べるときはこぼれやすいので、クッキングシートにはさんでいただくのがオススメ! お好みで天かすや焼いたベーコンなどを加えても、おいしくいただけます。

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