【うどんのアレンジ】「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん 

もったいない・つづけられる・伝統食! #8【うどん】「うどんのアレンジを楽しむ」

ライター・料理家:越野 美樹

うどんを使った、見た目が楽しく子どもが喜ぶアレンジレシピ3種。左上:火を使わない坦々うどん 中央:うどんナポリタン 右上:うどんアメリカンドッグ  写真:越野美樹

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「食べたいものは自分で作る!」をモットーに、料理家・越野美樹さんが「日本の伝統食材」を使ったレシピを提案する連載。                                                      

ロハス、エシカル、SDGsなどのオシャレな横文字ではなく、毎日のベタでリアルな生活の中から生まれた身近な知恵……。

小さい子がいて忙しくても、ゆるく続けられる台所仕事の「MOTTAINAI」を、具体的な実践方法を交えてお伝えします。

8回目のテーマは、「うどん」。

火を使わない坦々うどん、うどんアメリカンドッグ、うどんナポリタンなど、子どもと楽しくアレンジできる3品をご紹介します。

思わず一緒に作りたくなる「お手伝いポイント」も載せていますので、親子で一緒に楽しんでくださいね。

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バリエーション豊かなうどん

うどんはお好きですか?

私も娘もうどんが大好きで、金曜日の夜には毎週のようにうどんを食べて「今週も終わった!」と感じるのを楽しみにしているくらいです。

うどんとひと口にいっても製法や太さ、コシの有無、食べ方、添える具など、地方によってだいぶ違いがありますよね。

うどんとひと口にいっても、いろいろな種類があります。左上から時計まわりにゆでうどん、乾麺(よもぎうどん、きしめん、さぬきうどん、稲庭うどん)、冷凍さぬきうどん、生うどん。 写真:越野美樹

きつねうどん、たぬきうどん、天ぷらうどんなど、定番の食べ方もよいですが、今回はうどんのちょっと変わった食べ方3種をお伝えします。

その前にうどんについて、詳しく紹介します。

うどんの種類と食べ方

うどんは中国から伝えられ、江戸時代あたりには今のような形で食べられるようになったといわれています。

うどんとは、小麦粉に塩と水を加えて練って細く切った麺で、日本農林規格(JAS)のうち乾麺類は直径が1.7mm以上のものがうどんと定められています。

日本の三大うどんは諸説ありますが、讃岐うどん、稲庭うどん、水沢うどんといわれています。

【讃岐うどん】
香川県で作られる、足踏み製法で手打ちされた麺で、もちもちしてコシがあります。

【稲庭うどん】
秋田県の名産品。切らずに引っ張って作られる平らな細麺の乾麺で、なめらかなのどごしとコシがあります。

【水沢うどん】
群馬県で作られる、小麦粉と水沢の水と塩だけを使った、やや細めで強いコシと透明感のある麺です。

三大うどんだけでもこれだけの違いがあります。

ほかにも細麺で箸で引き延ばす長崎県の五島うどん、手延べ製法で餅のような粘りのある氷見うどんなど、全国にはいろいろな種類のうどんがあり、その製法や太さ、特徴は無限大ともいえます。

また、うどんは食べ方もバリエーション豊かで、ゆでたてをそのまま食べる釜揚げうどん、つけ汁うどん、煮込みうどん、焼きうどんなど、さまざまな食べ方があります。

我が家のお弁当の定番、焼きうどん。麺だけだとお腹が空いてしまうので、ご飯も少しだけ入れることが多いです。 写真:越野美樹

今回は、うどんの食べ方の中でも少し変わっている、子どもが喜ぶアレンジレシピを3品ご紹介します。

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