6児を育てるFP夫婦が驚きの「お金」教育術を明かす 収入を子どもにオープンに話す 欲しいものは「プレゼン」制

FP横山光昭夫婦が「お金」を学べる絵本の作者いとのりけんたろうと対談

ライター:山口 真央

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「お金」について、子どもとどんな対話をしていますか。

家計再生コンサルタントで、FP(ファイナンシャルプランナー)の横山光昭さんは、月に1回、お子さんと家計について話す時間をとっていると話します。

「お金の話は、明るく楽しくするのが一番」と話す横山さん。6児の子を育てる横山家は、どのような取り組みをしているのでしょうか。

お金教育にぴったりの絵本『どうしたらふえるかな?』の作者いとのりけんたろうさんが、横山光昭さんと奥様の横山博美さんに、子育て中にあったお金のトラブルや、お金のつかい方を覚えるうえで大事なことなどについて、お話を聞きました。

子どもたちが会議でプレゼン! 驚きの「お金」教育とは

いとのりけんたろう:今日はお金の勉強ができると思って、楽しみにしてきました。

横山光昭&博美:よろしくお願いします。

いとのり:早速ですけれど、横山さんのお家には6人のお子さんがいらっしゃると伺いました。

博美:一番上が29歳(2025年3月現在、以下同)で、順番に27歳、23歳、21歳、16歳、13歳です。一番下が男の子で、あとは全員女の子です。

いとのり:うちには3人の息子がいるのですが、FPの方が6人のお子さんのいる家計をどのようにやりくりしているのか、とっても気になります。

横山:我が家は月に1回「家族マネー会議」をおこなっています。子どもも含めて、家族全員でその月の家計の収入と支出を共有する時間です。支出は、その使い方が消費、浪費、投資のどれに当てはまるのかも、みんなで確認します。

いとのり:えっ、それって親の収入を子どもに見せるってことですか!?

横山:そういうことです。うちの家族は「株式会社横山」なので(笑)。また「家族マネー会議」では、プレゼンの時間もあります。

いとのり:プレゼンって、どんなことをするのでしょうか。

横山:子どもたちは毎月お小遣いをあげていますし、学費や文房具など必要なものは家計から出しますが、それ以外に子どもたちが家計から買ってほしいものがあった場合、他の家族を説得するんです。過半数がいいと言えば可決です。

いとのり:面白いですね! 今まで、どんなものがプレゼンにあげられましたか。

「なんでそんなに払うの?」小2娘からの鋭い一言

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