ポ:旅の絵本といえば、この絵本がとても魅力的でした! コアラ!
雄大なオーストラリア大陸をまるごと体感!『ジス・イズ・オーストラリア』
作:ミロスラフ・サセック 訳:松浦弥太郎 スペースシャワーネットワーク
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D:いいねえ。私たちがイメージするコアラやカンガルーももちろん紹介されているけれど、現代の街の様子も面白いよね。
ポ:はい! あっ、ドクター、その絵本は何ですか?
D:『おとうとは 青がすき』。ナイジェリアの絵本だよ。ほら、こんなふうに身近な色を通して、アフリカの文化が感じられるでしょ。
みんなが知っている色。だけど連想するものはそれぞれ。『おとうとは 青がすき』
作・写真:イフェオマ・オニェフル 訳:さくまゆみこ 偕成社
ポ:写真絵本もいいですね! お姉ちゃんと弟の関係もかわいくてほっこりします。……そうだ、きょうだいといえば、ここっちの絵本のきょうだいは、なんだかちょっと、大変そう……。
楽しい旅にはハプニングもつきもの!『シモンのアメリカ旅行』
作:バーバラ・マクリントック 訳:福本友美子 あすなろ書房
D:この弟はほんとよく落とし物をするよねえ……。でも、読者は落とし物を探しながら、楽しくアメリカの20世紀初頭の暮らしを知ることができるね。
ポ:はい。……あっ、それは「日本の旅」絵本ですね!?
D:『リサとガスパール にほんへいく』。日本にリサとガスパール、遊びに来ていたんだよ~!
外から来た人の目を通せば、日本もとっても面白い!『リサとガスパールにほんへいく』
文:アン・グットマン 絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン 訳:石津ちひろ ブロンズ新社
ポ:リサとガスパール、日本にようこそ! なんだか、私たちにとっては当たり前のことにびっくりしていて、不思議な感じ。
D:外から来た人は、そこに住んでいる人とは違う見方をするから、面白いよねえ。この『ロンドン・ジャングルブック』でも、インドの村の若者から見たロンドンが、絶妙に描かれているよ!
未知の都会はまるでジャングル『ロンドン・ジャングルブック』
ポ:これは…ロンドン・アイ⁉ 作者のバッジュさんにはロンドン、こんな風に見えたのでしょうか。面白いなあ。
D:独創的な絵を楽しみながら、親子で「これはなんだろう?」とコミュニケーションしながら旅気分を味わえるよ。