【研究テーマ 07】おうちでも旅気分になれる絵本
Dr.オゥノー(以下:D):ふむふむ、旅に行った気分になれる絵本か……。おうちにいる機会が多いときこそ、親子でじっくり、絵本で旅をしよう!
ポ:でも、旅行の最新情報は、ネットを見ればよいのでは?
D:それはそうだけど、文化や風土は、長い時間をかけて築きあげられるものだから、変わらず残る部分がたくさんあるでしょ。ほら、この『せかいのひとびと』をごらん。
人の数だけある物語『せかいのひとびと』
D:でしょ。では、そのなかのいくつかの国の人たちの暮らしを覗いてみよう! まずはお隣、韓国の『マンヒのいえ』。
違う文化、なのになんだか懐かしい…韓国の絵本『マンヒのいえ』
D:ねえ。それから、わたしたちにはお相撲さんでなじみ深いモンゴルの絵本、『ぼくのうちはゲル』はどう?
草のにおいと風が吹き抜けるモンゴルの絵本『ぼくのうちはゲル』
D:想像するだけで、心が広がるよねえ。さて、緑を見た後は、赤い絵本を。『シルクロードのあかい空』。
燃えるような夕焼けは、何千年も前から変わらない『シルクロードのあかい空』
D:シルクロードは、2000年以上も前から使われていたといわれるよね。日本だと弥生時代あたり。その道を行き交う商人、沿道で暮らす人々や生き物が、美しく描かれているね。
ポ:胸がいっぱいになります。
D:お次の『かえでがおか農場のいちねん』は、アメリカの絵本だよ。
アメリカに生きる、人と自然の営み12か月『かえでがおか農場のいちねん』
D:アメリカは日本の約25倍の広さ! 1つのイメージに縛られないように、気を付けようね。
ポ:本当ですね。決めつけずに、いろんな世界を受け入れてゆきたいです。