なかなか寝てくれない子どもにおすすめの寝かしつけ絵本

【 絵本でお悩みかいけつ!?】 テーマ01「子どもが寝ない…どうしたらいい?」

げんき編集部

研究テーマ01「おやすみ絵本」

寝かしつけの教科書のような絵本『おやすみなさい おつきさま』

Dr.オゥノー:「これを読めば眠れる」という薬のような絵本はないけれど、寝かしつけの教科書のような絵本はあるよ。

ポン子:お月さまや、身の回りのいろんなものに「おやすみ」と語りかけながら、ゆっくり眠りにつく子ウサギ。読んでいるとふっくらとした気持ちになります……。

D:いつもそばにあるものに、繰り返し呼びかける。そのリズムでだんだん落ち着いて、やがては……。
『おやすみなさい おつきさま』
文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:クレメント・ハード 訳:瀬田貞二 評論社

お月さまが語りかけてくれる…『おやすみなさい コッコさん』

:呼びかけるといえば、『おやすみなさい コッコさん』も素敵です! こちらは反対にお月さまのほうから、眠らないコッコさんに「もう ○○も ねむったよ」と、語りかけてくれるんですね。

D:コッコさん、愛おしいよねえ。そらのくも、いけのみず、おにいちゃん、ふとん……眠りが遠くから少しずつ近づいてくる様子が、やわらかに描かれている。
『おやすみなさい コッコさん』
作:片山健 福音館書店

不安な夜はよろしく!『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』

:おもらしや怖い夢が不安な夜は、『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』にまかせよう!

:眠るときは必ずそばにいてくれる、頼りになるやつら! 絶大なる安心感に、思わずダイブ! したくなります。いつもいろいろありがとう。
『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』
作:高野文子 福音館書店
:でも、それでも寝られなかったらどうしましょう……。

:うーん、では、声に出してこんな絵本を読んだらどうだろう。『んぐまーま』には、不思議な言葉がたくさん登場するんだ。

意味がわからないからこそ、身体が反応してくれる!『んぐまーま』

『んぐまーま』
文:谷川俊太郎 絵:大竹伸朗 クレヨンハウス
:わあ! 絵も言葉も、全く意味が分からないけれど、とにかくいろんな音の響きが楽しい!

:寝る前に親子でいっしょに読んでみたらどうだろう。ゆかいな気持ちになって、やがてぐっすりできるかもしれないよ。……でもこういう楽しくて短い音の絵本は、諸刃の剣でもある。なにしろ『サルビルサ』のように、あんまり魅力的な言葉だと、子どもが逆に覚醒しちゃうかもね。

子どもが覚醒!? 『サルビルサ』

『サルビルサ』
作:スズキコージ 架空社
架空社(HPなし) | Amazonで購入>
:たまには覚醒してもいいと思います!

D:そうだねえ。その日の体の状態や気分に応じて、いろいろな絵本を楽しく試してみるのがいいかもしれないね。
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