寝かしつけの教科書のような絵本『おやすみなさい おつきさま』
ポン子:お月さまや、身の回りのいろんなものに「おやすみ」と語りかけながら、ゆっくり眠りにつく子ウサギ。読んでいるとふっくらとした気持ちになります……。
D:いつもそばにあるものに、繰り返し呼びかける。そのリズムでだんだん落ち着いて、やがては……。
お月さまが語りかけてくれる…『おやすみなさい コッコさん』
D:コッコさん、愛おしいよねえ。そらのくも、いけのみず、おにいちゃん、ふとん……眠りが遠くから少しずつ近づいてくる様子が、やわらかに描かれている。
不安な夜はよろしく!『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』
ポ:眠るときは必ずそばにいてくれる、頼りになるやつら! 絶大なる安心感に、思わずダイブ! したくなります。いつもいろいろありがとう。
D:うーん、では、声に出してこんな絵本を読んだらどうだろう。『んぐまーま』には、不思議な言葉がたくさん登場するんだ。
意味がわからないからこそ、身体が反応してくれる!『んぐまーま』
D:寝る前に親子でいっしょに読んでみたらどうだろう。ゆかいな気持ちになって、やがてぐっすりできるかもしれないよ。……でもこういう楽しくて短い音の絵本は、諸刃の剣でもある。なにしろ『サルビルサ』のように、あんまり魅力的な言葉だと、子どもが逆に覚醒しちゃうかもね。
子どもが覚醒!? 『サルビルサ』
D:そうだねえ。その日の体の状態や気分に応じて、いろいろな絵本を楽しく試してみるのがいいかもしれないね。