途中で寝ちゃっても大丈夫。長いからこそ魅力的な絵本『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』
D:飽きるというのは、必ずしもつまらない、ということではないんだよ。そのとき、その長さに耐えられないだけかもしれない。この絵本は、たしかにかなり文章が長いけれど、なわとびや妖精など、魅力的な要素が含まれているうえに、とにかく翻訳の言葉が、響きもリズムも、とても美しい。だから途中で疲れても、おだやかな気持ちで眠りにつけるかもしれないね。
ポ:いろいろな形の「おやすみ絵本」があるんですねえ。
D:まだまだあるぞ。文字のない絵本だって面白い!
ポ:え! 読み聞かせができないじゃないですか!
D:そうだね。でもだからこそ、文字なし絵本には無限の可能性が秘められていると思わない? ちょっと余裕のある夜は『もりのえほん』なんかおすすめだよ。
文字がないからこそ、じっくり楽しめる『もりのえほん』
D:うんうん。絵を思う存分眺めて、親子でコミュニケーションを深めながらめくれるのが、文字なし絵本のいいところかもしれないね。そのコミュニケーションの安心が、やがて眠りへと誘ってくれるかも……?
ポ:文字なし絵本というと、これなんかも、ちょっと怖そうだけど気になります……。
迫力を秘めた絵と構成に息をのむ……大人も気になる『アライバル』
ポ:何歳向けかどうかは、選ぶ基準にはしやすいけれど、あまり「子どもに読むもの」としばられすぎずに、自分が気になる絵本を、まずは大人が楽しむのがいいのかも。子どもが眠ったあと、一人で読み返すのもリラックスできそうですね。
D:そうだねえ。それなら、この『星につたえて』などもおすすめだよ。
やさしい絵とことばにじーんとしてしまう…『星につたえて』
D:私も「だいすき」な絵本だよ。
ポ:はい。......いろんな「おやすみ絵本」がありました! 気になる絵本があったら、ぜひ読んでみてくださいね。
D:好きな絵本を自由に読んで、妄想しながら、ゆっくり安眠できますように。おやすみ。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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