今回は、油断できない「熱中症」について、注意すべき症状4つのポイントについて解説します。
屋外では帽子を使用、日陰に入ってこまめに休憩、水分を取るなどのほか、以下4つのポイントに注意しましょう。
(1)顔色、汗のかき方を見る
子どもの熱中症を疑うポイント
・子どもの顔が赤い
・ひどく汗をかいている
子どもは地面からの照り返しの影響が強く、大人より暑い環境にいます。
気温が高い日に外出する場合、身長の低い幼児は大人よりも危険な状態になります。通常気温は地面から150cmの高さで測ります。
気温が32℃のとき、幼児の身長(50cm)では35℃を超えます。大人が暑いと感じているときは、幼児はさらに高温の環境にいることになります。
すぐに、涼しい場所に移動し、休ませて水分をとりましょう。
(2)水分を自分でとるように指導する
喉がかわいたら子どもが自分で水分をとれるよう、普段から指導しましょう。大人が水分をとるタイミングを教えてあげましょう。汗をよくかくスポーツでは、水分補給タイムを作りましょう。
(3)暑さに慣れておく
クーラーのよく効いた涼しい環境でばかり過ごしていることも、熱中症の原因となります。突然暑い場所でスポーツや運動など体を動かすことは危険です。
(4)適切な服装を選ぶ
【服を選ぶポイント】
・熱を放散できる服
・環境に合わせて服を着る、ぬげるか
少しの油断が重大事故につながる
子どもの車中に置き去りによる事故が、子どもの死亡事故が後を絶ちません。「車でぐっすり眠っていて起こすのはかわいそう」と、クーラーを入れた車のなかに置き去りにはしないでください。
エンジンをかけたままでも、暑い場所では自動車がオーバーヒートしてエンジンが停止。車中はすぐに高温になります。
「少しの間なら」「いつも大丈夫だから」と過信せず、注意した行動をとりましょう。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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小児科医 テル
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU