ひどくなる前に! 子どもの「しもやけ」予防と対策【現役小児科医が解説】

冬になりやすい「しもやけ」の対策をアドバイス。現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#16

小児科医:小児科医 テル

なりやすい傾向がある? しもやけの対策
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テル先生は総合病院に勤務する17年目の現役小児科医。子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
乾燥する季節は、「しもやけ」に悩むお子さんもいると思います。今回は、しもやけの症状、予防、対策について解説します。

【しもやけの症状】赤く腫れて痛がゆい

しもやけになりやすい部位は、手や足の指、かかと、耳たぶ、頰など、鼻など、冷たい風にさらされる場所や、冷えやすい部分です。起きやすいのは学童、女性です。

寒さのせいで血液の循環が悪くなることが原因です。

しもやけの患部は、赤色から赤紫色に腫れます。熱をもったような感覚になることもあります。

痛みとかゆみを同時に感じるため、しもやけの症状を「痛がゆい」と表現することがよくあります。

【しもやけの予防】保温と血液循環

しもやけを防ぐポイント
・防寒具(手袋、耳あてなど)をして保温する。
・濡れた手袋、靴下は早めに変える。
・使い捨てカイロで温める。
・サイズのきつい靴や靴下はさける。
手袋などで保温を

【しもやけ 家でできる治療】マッサージと食事

・血行を良くするために、温めたり、マッサージが有効です。

・ビタミンEが豊富な食品を食べる。
ビタミンEは体の末梢の血管を広げ、血液のめぐりを良くするといわれています。

【しもやけ 悪化】かゆみが強い、水ぶくれ

水ぶくれがある、かゆみが強いなど症状がひどいときは皮膚科へ。飲み薬、塗り薬を処方してもらいましょう。

また、寒くない季節にしもやけのような皮膚の症状があるとき、ほかの病気の可能性もあるので、病院で相談しましょう。
記事監修:小児科医テル、イラスト:原あいみ、写真提供:zon/PIXTA(ピクスタ)
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しょうにかい てる

小児科医 テル

Shonikai Teru
小児科専門医

総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU

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げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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