あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月7日」(1968年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
結婚を控える地球防衛軍の野川隊員は、ボーグ星人に拉致されてしまった。サイボーグに改造され操られた野川は、防衛軍極東基地に戻り、職員が多く集まる午前6時に基地を爆破しようとする。
行方不明になった野川隊員が帰還
車から放り出されていたサナエはハイカーに保護され、その情報はウルトラ警備隊にも共有される。調査のため、ダンとソガが現場に急行。ソガはサナエと面識はなかったが、意識を失った彼女が野川の名前を呟いているのを聞き、周囲を調べはじめる。そして、オイルの跡が沼へと続いていることから、野川の車が朝日沼に引きずり込まれたと考えた。
ウルトラ警備隊によって朝日沼やその周辺の調査が行われるが、とくに異変はなく、野川を発見することもできなかった。一方、野川はボーグ星人によって脳に催眠プレートを埋め込まれ、ボーグ星人の操り人形になってしまっていた。爆弾を渡された野川は、ボーグ星人の命令を遂行するために、行動を開始する。
操られた野川は、防衛軍に帰還。ソガはそれを喜ぶが、ダンは野川の様子に違和感をおぼえる。そして、休暇を与えられた野川を尾行すると、野川が隊員たちを襲う現場に遭遇した。ダンはすぐにキリヤマ隊長たちに連絡。全員で野川を探すことになる。