4月9日 教師とUGM隊員の掛け持ちに苦労するウルトラマン80(=矢的 猛)

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月9日(1980年)

テレビマガジン編集部

塚本が80の正体を察する

塚本を連れてこられなかったばかりか、またしても遅刻をした猛は生徒たちからひんしゅくをかう。そして、猛は生徒たちの信頼を取り戻すため、彼らが提示した「塚本を連れて誰よりも早く登校できなければ、教師を辞める」という約束をしてしまった。翌日、今度こそ学校に連れていこうと、塚本と会った猛だが、塚本は「猛が遅刻を免れるために自分を置いていった。自分を大切に思うなら探してくれるはずだ」と語る。そんなことを言う塚本を𠮟る猛だったが、そこに姿を消していたギコギラーが現れた。

ギコギラーが起こした暴風により、飛んできた看板が塚本を襲う。猛は身を挺して塚本を守り、逃げるよう訴えた。塚本は風を受けながらも猛を見守るが、猛は暴風で吹き飛ばされてしまう。しかし、猛にとってはそれがかえって都合が良かった。誰もいない場所に飛ばされた猛は80に変身。ギコギラーと戦いを開始する。一方、戦いの様子を見た塚本は、80に猛の面影を感じ、80の正体が猛であることを察する。

無事にギコギラーを撃破した80。それを見届けた塚本は学校に急ぐ。そして、クラスメイトを教室に入れないよう立ちはだかった。塚本は、猛と生徒たちの約束を知っており、猛を辞めさせないために他の生徒の入室を阻止しようとしていたのだ。当初は猛のことを信用していなかった生徒たちであったが、塚本の訴えを聞き考えを改める。そして、遅れてやってきた猛は生徒たちに迎えられ、一番に教室へ入ったことで約束は守られたのだった。

羽根怪獣 ギコギラー

80から飛び蹴りを連続で受け、とどめのサクシウム光線で撃破された  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
羽根怪獣 ギコギラー

全長/58メートル
体重/3万トン

宇宙から飛来した怪獣。巨大な翼を持ち、突風を起こす。UGMの攻撃を受け月の裏側に姿を隠していたが、再び行動を開始。街で暴れ、80と対決した。

登場エピソード:『ウルトラマン80』第2話「先生の秘密」(1980年4月9日放送)
作:阿井文瓶/特撮監督:高野宏一/監督:湯浅憲明

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4月9日は猛が不登校の生徒を学校に連れ出そうとした日

4月9日は、新たな怪獣が出現。不登校の生徒の問題を猛が解決しようと奮闘したエピソードの日。猛は無事に塚本を登校させ、他の生徒たちからの信頼も得ることができたのでした。
2007年1月27日に放送された『ウルトラマンメビウス』第41話「思い出の先生」では、塚本少年は母校・桜ヶ岡中学の教師となっていて、クラス会に集まった同級生たちと共に、矢的先生と約25年ぶりの再会を果たします。
https://cocreco.kodansha.co.jp/telemaga/news/feature/kaijubiyori/mu9fq
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga