10月26日 ウルトラマンタロウ ZATが改造ベムスターを撃破する

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月26日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月26日」(1973年)。
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ベロクロン(改造)(左)、ベムスター(改造)(右)、サボテンダー(改造)(手前)と戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

かつてウルトラマンAに敗れた巨大ヤプールが、巨大ヤプール(改造)となって再び襲来。ベムスター(改造)を操り、ZATの宇宙ステーションを破壊した。光太郎が下宿する白鳥家の健一少年と同じ寺子屋塾に通う少年たちは、タロウがいればZATは必要ないと言う。人々のために戦うZATを弱いと批判し、さらにタロウをあてにする少年たちに、寺子屋の教師の海野青年は、人間も頑張れば怪獣と戦えることを教えるために、改造ベムスターに挑んでいったのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

タロウが改造ベムスターに敗れる

1973年10月26日は『ウルトラマンタロウ』第30話「逆襲!怪獣軍団」が放送された日です。海野を守るためにウルトラマンタロウに変身し、ベムスター(改造)に挑む光太郎。しかし、その高い戦闘力にタロウは敗北し、変身が解除されてしまう。巨大ヤプール(改造)はタロウを倒したことに上機嫌で、ベムスター(改造)を引き連れ、どこかに去っていった。光太郎は海野たちに救助されるも、重傷を負ってしまった。

その後、海野はベムスター(改造)を倒すため、怪獣に飛び移る特訓を再開していた。ZATを批判していた少年たちは海野に「あれは冗談だった」と謝罪するが、海野は彼らの心のどこかに「困ったときはタロウがきてくれる」という考えがあると思っていた。そして、その「腐った考え」を少年たちの心から消し去るために、人間である自分が怪獣を倒すと宣言する。一方、ZATはベムスター(改造)の腹部にある口に、爆弾を食べさせる作戦を立案。爆弾の製造を開始する。
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