あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月26日」(1973年)。
かつてウルトラマンAに敗れた巨大ヤプールが、巨大ヤプール(改造)となって再び襲来。ベムスター(改造)を操り、ZATの宇宙ステーションを破壊した。光太郎が下宿する白鳥家の健一少年と同じ寺子屋塾に通う少年たちは、タロウがいればZATは必要ないと言う。人々のために戦うZATを弱いと批判し、さらにタロウをあてにする少年たちに、寺子屋の教師の海野青年は、人間も頑張れば怪獣と戦えることを教えるために、改造ベムスターに挑んでいったのだが……。
タロウが改造ベムスターに敗れる
その後、海野はベムスター(改造)を倒すため、怪獣に飛び移る特訓を再開していた。ZATを批判していた少年たちは海野に「あれは冗談だった」と謝罪するが、海野は彼らの心のどこかに「困ったときはタロウがきてくれる」という考えがあると思っていた。そして、その「腐った考え」を少年たちの心から消し去るために、人間である自分が怪獣を倒すと宣言する。一方、ZATはベムスター(改造)の腹部にある口に、爆弾を食べさせる作戦を立案。爆弾の製造を開始する。