あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月22日」(1966年)。
客船に乗っていた由利子は、ルパーツ星人を名乗る女性から、地球が怪獣に狙われているというメッセージを受け取る。そして、彼女の言うとおり、怪獣・ボスタングが現れた。
謎のメッセージを受け取る由利子たち
部屋に戻った由利子は万城目たちにそのことを話すが、ふたりは由利子の話を信じなかった。しかし後日、セスナ機で飛行していた万城目と一平は、機体の操縦が不能になり、体が消失してしまう。セスナ機は無人の状態で、由利子が待つ星川航空に着陸したのだった。
万城目たちは、見知らぬ岩山を彷徨っていた。ようやく建物を見つけ中に入ってみるが、そこはバーで客も店員もいない。すると、突然ドアが閉まり、レコードが回りはじめる。そのレコードは音楽ではなく、ボスタングを攻撃するよう訴える、ルパーツ星人からのメッセージだった。
声の主であるルパーツ星人のゼミは、セスナ機を遠隔操作し、万城目たちをここに連れてきたという。しかし、万城目たちはゼミの言うことを信じなかった。そこで、ゼミはルパーツ星から地球に向かうと言い、中央図書館にいくよう万城目たちに指示をする。