あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月20日」(2019年)。
新進気鋭のベンチャー企業「コズモテクニカ」の社長に殺害予告が届けられる。それは、社長が起こした事故によって死んでしまった宇宙飛行士・九条レントからのものだった。復讐を果たそうとするレントは怪獣に変貌。しかしそこに、タイガの仲間である力の賢者が現れる。
イージスが新たな依頼を受ける
事故原因を作った人間を警護することにいまいち納得できないヒロユキだったが、先輩の宗谷ホマレに促され警護を開始する。すると、ヒロユキたちの前にレントが現れる。今里を殺そうとするレントを止めるヒロユキだったが、レントは自分だけでなく、ともに訓練し宇宙飛行士になった妻のナナも失っていたことを知り、一瞬心が揺らぐ。そしてレントは、謎の機械を使い魔法陣を発生させると姿を消したのだった。
一方、今里を逃がしたホマレだったが、今里の自分勝手な言動に手を焼いていた。そこにレントが現れる。そして宇宙につながる魔法陣を開き、今里を宇宙に放り出そうとした。そこに駆けつけたヒロユキは今里を体当たりで救出するも、今里から突き飛ばされて魔法陣に吸い込まれそうになる。レントは自分の邪魔をするヒロユキを宇宙に追放しようとする。しかし、ヒロユキの「復讐では何も解決しない」という言葉を受け、かつてナナに同じことを言われたのを思い出して、魔法陣を閉じたのだった。