4月5日 ウルトラマンタロウ 最終回 バルキー星人&サメクジラと激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月5日(1974年)

テレビマガジン編集部

光太郎がバルキー星人に挑む!

健一の父親は、光太郎にとっても恩人だった。朝日奈隊長の計らいで白鳥家に帰宅した光太郎だったが、先に電話で健一が父親の死を知ってしまう。悲しみに暮れる健一。すると、サメクジラが上陸し、街を破壊しはじめた。光太郎はウルトラマンタロウに変身し、サメクジラと戦闘を開始する。

すると、サメクジラを操っている宇宙人・バルキー星人が現れた。2対1の状況に苦戦するタロウであったが、ZATの援護を受けて反撃。サメクジラをストリウム光線で倒すと、バルキー星人は逃げていく。
上陸したサメクジラ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
健一は、父親を亡くした悲しみで荒れ、大好きだったウルトラヒーローのおもちゃを壊してしまう。そして、タロウが父親を助けてくれなかったと言って、怒りをタロウにぶつけていた。

しかし、そんな健一に光太郎は「お父さんやタロウがいなければ、君はどうやって生きていくんだ?」と、あえて厳しい態度で接した。そして、自分がタロウであることを明かす。

「お父さんやタロウのことを忘れて、自分の力だけで生きていこうとすることは大変なことだ。だが、そんな苦労を君にだけはさせない。僕もひとりの人間として生きてみせる」

光太郎はそう言うと、ウルトラマンタロウへの変身アイテムであるウルトラバッジを太陽の方向に投げることで、タロウへの変身能力をウルトラの母に返したのだった。

しかし、その様子はバルキー星人に目撃されていた。人間大サイズでふたりの前に現れたバルキー星人は、巨大化し、変身能力を失った光太郎に襲いかかる。光太郎は健一に「よく見ておくんだ、人間には知恵と勇気があることを」と話すと、健一を逃がす。そして、石油コンビナートにバルキー星人を誘き寄せ、大量の石油を浴びせると、ZATガンを命中させることでバルキー星人に点火。その炎で全身が燃え上がり、バルキー星人は撃破されたのだった。

宇宙海人 バルキー星人

卑劣な性格の宇宙人だ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
宇宙海人 バルキー星人

身長/1.8〜49メートル
体重/110キログラム〜2万2000トン

サメクジラを使い、地球を支配しようとする宇宙人。サメクジラでタンカーを襲わせ、その後街を破壊させるものの、ZATとタロウの攻撃を受けテレポーテーションで撤退。その後、変身能力を捨てた光太郎に襲いかかった。

登場エピソード:『ウルトラマンタロウ』第53話「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」(1974年4月5日放送)
脚本:田口成光/特撮監督:大木 淳/監督:筧 正典

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4月5日は光太郎がバルキー星人を倒した日

4月5日は、サメクジラによって健一の父親が死亡。光太郎はウルトラマンタロウの力を捨て、ひとりの人間としてバルキー星人を撃破したエピソードの日。光太郎の姿を見て、健一は笑顔を取り戻すことができました。そして、戦いを終えた光太郎は白鳥家やZATのもとを離れ、旅に出ます。

光太郎の、ウルトラマンタロウとしての戦いはこうして幕を閉じたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。