3月5日 ウルトラマン 空からスカイドンが降ってきた!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月5日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月5日」(1967年)。
スカイドンと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

空から怪獣・スカイドンが落ちてきた。科学特捜隊はさまざまな作戦を立てて、スカイドンを宇宙に送り返そうとする。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

空から怪獣が落ちてくる

1967年3月5日は『ウルトラマン』第34話「空の贈り物」が放送された日です。春が近づいてきたある日の夜、赤い火の玉が東京・晴海に落下。その衝撃はすさまじく、眠っていたイデ隊員たちも驚いて飛び起きるほどの爆音が鳴り響く。科学特捜隊が現場に向かうと、そこには怪獣がいた。怪獣は、宇宙から落ちてきたのだ。火を噴いて進撃する怪獣を止めるために、科学特捜隊はジェットビートルで応戦するが、攻撃は効いていなかった。

その怪獣は、スカイドンと名づけられた。夜になり、眠ってしまったスカイドンを、これからどうするか思案するムラマツキャップたち。ひとまず、宇宙に連れていくことが決定。翌朝、3機のジェットビートルでスカイドンを吊り上げ、宇宙に運ぶ「ワイヤーロック作戦」が決行されることになる。

しかし、いざ作戦を実行しようとすると、スカイドンの体は重く、宇宙に運ぶのはとても無理だった。危険と判断したムラマツキャップはワイヤーの切断を指示。しかし、ハヤタの搭乗しているジェットビートルがスカイドンに振り回され、墜落してしまう。ハヤタはウルトラマンに変身し危機を回避すると、そのままスカイドンに戦いを挑んだ。
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