あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月20日」(2002年)。
都会から田舎に引っ越してきた俊司少年は、彗星の影響で遥か遠くの衛星プティワールからメッセージを受け取る。それは、カオスヘッダーに取り憑かれた怪獣・デルゴランを助けてほしいというものだった。
俊司がメッセージを受け取る
そのころ、地球には彗星が接近しようとしていた。地球と衝突する可能性はなく、とくに問題はないと思われていたが、突如通信障害が発生。彗星の接近により、地球と宇宙の通信が不能になってしまう。都会の友人たちとパソコンでチャットをしていた俊司も、友人たちとの通信が切断されてしまうが、同時にパソコンが謎のメッセージを受信した。
そのメッセージを送ってきた人物・ソルは、翻訳機を使って俊司と話をしようとする。ソルは、まだ人類が知らない遥か遠くの衛星「プティワール」から通信しているらしい。ソルは、生物学者の父親とともに、星々を渡り歩く怪獣・デルゴランの研究をしていた。しかし、おとなしいはずのデルゴランが突如凶暴化し、父親は殺され、宇宙艇も破壊されて、プティワールにひとり取り残されてしまっていると言う。