あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月15日」(2017年)。
ジードに変身してスカルゴモラを撃破したリクだったが、その姿はかつて地球を襲ったウルトラマンベリアルそっくりだった。自分を恐れる人々の姿を見たリクは、「もうフュージョンライズしない」と考える。そんな中、リクの知人のエリが、ダダにさらわれる事件が発生。そこでリクは、「怪獣を斬りにきた」と言う少女と出会う。
エリが攫われる
一方、スカルゴモラの被害を受けた人々が集まる避難所に、ひとりの少女が現れる。その少女・鳥羽ライハは避難所で、念じることにより火をつけることができる、女の子の話を聞く。しかし、その女の子は気味悪がられ、避難所を追い出されてしまっていた。その女の子は、リクがバイトをしていた駄菓子屋「銀河マーケット」の店長・久米ハルヲの姪であるエリだった。
避難所を追い出されたエリは、母親や店長とともに倉庫に避難していた。しかし、無意識に発火能力を発現し、ボヤを起こしてしまう。ちょうどそのとき、店長と電話をしていたリクは、何かあったのだと感じ店長のもとを訪れることにする。一方、エリの居場所を突き止めたライハだったが、倉庫につくと怪しい男がエリを縮小し、カプセルの中に閉じ込めて誘拐しようとしているところに遭遇。男は本来の姿であるダダ(ダダ820)に変貌し逃走した。そこに偶然居合わせたリク。リクはカプセルからエリを助け出すと、ダダ(ダダ820)は逃げていく。