ゾフィー 名前の秘史を初代『ウルトラマン』時代から発掘!

伝説の情報の混同 当時の「誌面」も公開!

テレビマガジン編集部

ウルトラマンの“仲間”の誕生

『ウルトラマン』の最終回で、ゼットンに敗れたウルトラマンを迎えに来た、もうひとりのウルトラマンをあなたは覚えているだろうか。

その名は、ゾフィー。

ウルトラマンとハヤタ隊員に新たな命を持ってきた、光の国からの使者の登場には、さまざまなバックグラウンドストーリーが秘められていたのです。

『ウルトラマン』39話 力尽きたウルトラマンを迎えに来るゾフィー  ©円谷プロ

1966年1月から放送された『ウルトラQ』が大人気のなか、『ウルトラマン』は撮影準備に手間取ります。そのため、『ウルトラマン』のクランクインは、1966年7月放送開始にもかかわらず、1966年3月中旬までずれ込んでしまい、以降、『ウルトラマン』の最大の敵は、厳しいスケジュールでした。

円谷プロダクションは対策を練り、撮影に時間を要する特撮班を2班に分け、並行して4話分の特撮パートを撮影する体制をとるようになります。それでも、フィルムの完成が放送ギリギリという状態を打破できず、TBS映画部は、断腸の思いで人気絶頂の『ウルトラマン』を3クール(39本)で終了させることを決定したのです。

この決定の時期は、第36~37話の脚本作業を開始する少し前のようで、『ウルトラマン』の企画者の一人であり、メイン脚本家である金城哲夫氏にとって、最終回の「さらばウルトラマン」の構想と執筆は、短時間で行われたものと推測できます。

そんなバタバタな状況のなかで、後の「ウルトラマンシリーズ」にとって重要な事項が決定しました。それが、M78星雲-光の国の同朋であり、後に登場するウルトラマンたちのリーダー“ゾフィー”の登場です。
次のページへ“ゾフィー”の役割とは
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