大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
ＺＡＴの作戦がムカデンダーに通じない！
かつて、何もない原っぱだったこの地は少しずつ人間が住み着き繁栄していった。しかしある日、山を７巻き半もするほどの巨大なムカデの怪物が出現。ムカデは村の近くに住みつき、毎年若い娘を人身御供に捧げるよう迫った。そんななか、ひとりの旅人がムカデを退治すると名乗り出る。弓矢を用意し近くの山に登る旅人に気づいたムカデは、「そんな武器で俺を殺せるのか」と旅人をあざ笑う。
ムカデの真似をして紙芝居を語る仙吉だったが、空が暗雲に覆われたかと思うと、近くの山が崩れ、怪獣・ムカデンダーが姿を現した。祭りに来ていた人は一斉に逃げ出すが、仙吉は子どもたちを守るため神社にあった槍を持ち出して、ムカデンダーに立ち向かっていく。光太郎たちも到着して攻撃を行おうとするが、仙吉がムカデンダーの火炎放射を受けてしまい、光太郎や健一たちは仙吉を連れてその場を離れる。大やけどを負った仙吉は竹雄に、「自分が損になるとわかっても、人のために働かなければならないことがある」と話す。しかし、竹雄は「死んでしまったら何にもならない」と返し、その言葉を聞いた仙吉は気を失ってしまうのだった。
光太郎は竹雄に、病院に搬送される仙吉に付き添うように話すが、竹雄は父親の仇であるムカデンダーが倒されるのをこの目で見るとその場に残った。一方、ＺＡＴが現場に到着、本格的にムカデンダーへの攻撃が開始される。ＺＡＴは、ムカデンダーの長い首をチェーンで吊って切断させる「首吊り作戦」を実行。しかし、首はちぎれずスポッと抜けるように分離する。ムカデンダーは首を自由に着脱する能力を持っていたのだ。反撃を受けたＺＡＴは戦闘不能に。光太郎は、航空機から脱出しパラシュートで降下している荒垣修平副隊長たちを狙うムカデンダーの注意を引きつける。
感覚をにぶらせるために触角を攻撃しようと、火の見やぐらに登る光太郎だったが、ムカデンダーの吐く糸に拘束されてしまった。その後、糸を溶かすスプレー銃が到着。光太郎を助ける手筈が整うが、ムカデンダーに気づかれないよう光太郎に接近するのは至難の業だ。健一は、「体の小さい自分なら大丈夫だ」と光太郎救出に名乗り出る。しかし、そのやり取りを聞いていた竹雄はスプレー銃を持って自ら光太郎のもとに向かった。無事に光太郎を助け出した竹雄だが、ムカデンダーの攻撃でふたりは火の見やぐらごと宙に飛ばされてしまう。光太郎はウルトラマンタロウに変身。竹雄を救出しムカデンダーを撃破したのだった。
ムカデの真似をして紙芝居を語る仙吉だったが、空が暗雲に覆われたかと思うと、近くの山が崩れ、怪獣・ムカデンダーが姿を現した。祭りに来ていた人は一斉に逃げ出すが、仙吉は子どもたちを守るため神社にあった槍を持ち出して、ムカデンダーに立ち向かっていく。光太郎たちも到着して攻撃を行おうとするが、仙吉がムカデンダーの火炎放射を受けてしまい、光太郎や健一たちは仙吉を連れてその場を離れる。大やけどを負った仙吉は竹雄に、「自分が損になるとわかっても、人のために働かなければならないことがある」と話す。しかし、竹雄は「死んでしまったら何にもならない」と返し、その言葉を聞いた仙吉は気を失ってしまうのだった。
光太郎は竹雄に、病院に搬送される仙吉に付き添うように話すが、竹雄は父親の仇であるムカデンダーが倒されるのをこの目で見るとその場に残った。一方、ＺＡＴが現場に到着、本格的にムカデンダーへの攻撃が開始される。ＺＡＴは、ムカデンダーの長い首をチェーンで吊って切断させる「首吊り作戦」を実行。しかし、首はちぎれずスポッと抜けるように分離する。ムカデンダーは首を自由に着脱する能力を持っていたのだ。反撃を受けたＺＡＴは戦闘不能に。光太郎は、航空機から脱出しパラシュートで降下している荒垣修平副隊長たちを狙うムカデンダーの注意を引きつける。
感覚をにぶらせるために触角を攻撃しようと、火の見やぐらに登る光太郎だったが、ムカデンダーの吐く糸に拘束されてしまった。その後、糸を溶かすスプレー銃が到着。光太郎を助ける手筈が整うが、ムカデンダーに気づかれないよう光太郎に接近するのは至難の業だ。健一は、「体の小さい自分なら大丈夫だ」と光太郎救出に名乗り出る。しかし、そのやり取りを聞いていた竹雄はスプレー銃を持って自ら光太郎のもとに向かった。無事に光太郎を助け出した竹雄だが、ムカデンダーの攻撃でふたりは火の見やぐらごと宙に飛ばされてしまう。光太郎はウルトラマンタロウに変身。竹雄を救出しムカデンダーを撃破したのだった。
百足怪獣 ムカデンダー
首と体に分かれて２対１の状況をつくり、タロウを苦しめた ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
百足怪獣 ムカデンダー
身長／59メートル
体重／４万トン
巨大なムカデのような怪獣。口から炎や糸を吐き、体の後部から伸びる触手をムチのように振るって攻撃する。頭部は自由に着脱が可能で、頭部と胴体に分離し連携して戦うことが可能。ただし、痛覚が共通しているため、どちらかがダメージを受けるともう片方も痛みを感じるという弱点がある。
登場エピソード：『ウルトラマンタロウ』第26話「僕にも怪獣は退治できる！」（1973年９月28日放送）
脚本：阿井文瓶／特殊技術：小林正夫／監督：深沢清澄
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
映画『ウルトラマンメビウス＆ウルトラ兄弟』2024年９月１日より配信開始！
https://imagination.m-78.jp/contents/d2ViL05ld3NfMDA4ODE%3D
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９月28日は首を分離させるムカデンダーが出現した日
９月28日は、ムカデンダーが出現。光太郎がピンチに陥るも竹雄少年に救出されたエピソードの日。父親の残した言葉を受け、竹雄は勇気を出して自らの危険を顧みず光太郎を救出しました。その後、仙吉は無事回復し仕事に復帰。竹雄は笑顔で父の仕事を手伝ったのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン＆怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ
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大人のウルトラファンに向けて、ウルトラマンゼロ、『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』までのウルトラマン ニュージェネレーションと呼ばれるシリーズを、ウルトラマンデザイン、ストーリー、防衛チーム、怪獣・宇宙人、スタッフ、特撮等から解読するムックです。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga