あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月7日」(1971年)。
怪獣・グドンが現れるなか、卵から新たに怪獣・ツインテールが出現。ジャックとMATは2大怪獣を相手に苦戦してしまう。さらに、ツインテールを孵化前に爆発させようとした地球防衛庁のMN爆弾により、地下道が崩れ坂田アキが瀕死の重傷を負ってしまった。
ジャックとMATが敗北
一方、地下道が崩れたことでアキは意識不明の重体に陥っていた。郷は病院に駆けつけ、他の隊員もやってくる。先程の戦いの前、アキたちが地下道に取り残されているにもかかわらずMN爆弾の使用を命令した上層部に反発した郷は、MAT隊員の証である襟章を外し司令室から飛び出していた。MATに戻るよう説得する上野隊員。しかし、郷はアキのそばについていたいと返し、誘いを断る。坂田 健も一言だけMATに戻るよう声をかけるが、郷の気持ちを汲みそれ以上のことは言葉にしなかった。
その後、夢の島にグドンが出現。命令を受けたMATはMN爆弾で攻撃するが効果はなく、グドンは再び姿を消してしまった。事態を重くみた地球防衛庁の岸田長官は、最終兵器スパイナーの使用を決定。スパイナーとは小型水爆並みの威力がある爆弾で、使用すれば怪獣もろとも東京が壊滅してしまう。加藤隊長はスパイナーの使用に反対するが、岸田長官は「東京決戦あるのみ」と主張して譲らないのであった。