12月4日 ウルトラマン 火山に潜んでいたケムラーが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月4日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月4日」(1966年)。
ケムラーと戦うウルトラマン  ©円谷プロ
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

大武山で鳥や動物の変死事件が発生。さらに怪獣らしき目撃情報も報告された。フジ隊員とホシノ少年は調査に向かうが、そこには毒ガスを吐く怪獣・ケムラーがいた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

フジ隊員が大武山に向かう

1966年12月4日は『ウルトラマン』第21話「噴煙突破せよ」が放送された日です。大武山で、鳥や動物が死んでいるのが発見され、ハイキングにきた女性たちが霧の中に「巨大な目玉」が現れるのを目撃したという情報が科学特捜隊に寄せられる。しかし、イデ隊員やアラシ隊員は、それらの事件を「おとぎ話みたいだ」と言って、調査に乗り気ではなかった。すると、フジ隊員が自ら志願し調査を行うことに。さらに、ホシノ少年もフジの乗る小型ビートルに忍び込み、ふたりは大武山に向かった。

現地に到着したフジたちであったが、小さな地震が発生。ふたりは大武市にある、地震研究所を訪れる。研究員によると、ここ1ヵ月ほど、人間が知覚できないほどの小さな地震が記録され続けているらしい。大武山で、何か異変が起きていることは確かであるとムラマツキャップに報告するフジ。一度帰還するよう指示を受けるが、突如火山から謎の煙が噴射され、ふたりは気を失ってしまう。

ムラマツキャップたちは、直ちにジェットビートルで現場に急行。大武山に充満している煙は毒ガスだった。ハヤタはフジたちの乗る小型ビートルの行方を探すが、白い毒ガスが視界を遮り発見することができない。
次のページへ 毒ガスの発生源はケムラーだった!
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