6巻目でやっと100万部突破!「あらしのよるに」ヒットまでの苦労の8年と、20年ぶりの新作を語る【作者対談】

OMO7旭川 by 星野リゾート スペシャルトークショー 後編 (2/4) 1ページ目に戻る

きむらさんも絶賛のガブの声は、あべさんが担当!

あべさん(以下敬称略):
最近のコンピュータ技術はすごいですね。東京のほうのアニメーション会社の制作ですけど、うまいです。プロの仕事だと思いました。実は、ガブの声で出演させてもらっているんですが、楽しくやらせていただきました。

──あべさんは、普段から読み聞かせをされているということでしたので、出演のお声かけをさせていただきました。

あべ:
メイの声もナレーションの声も旭川の俳優さんの声です。プロなんですよね。録音状態もよかった。これは、OMO7旭川でないと観られない?

──はい。私たちはローカルリズムナイトと称して、ホテルに戻ってきてから寝るまでの夜の楽しみ方をいろいろご提案していまして、その中のひとつとしてご覧いただいているものです。原則宿泊者の方としていますが、このカフェ自体は常に開かれた空間になっていますから、カフェご利用の方は観られますね。

また話を『あらしのよるに』に戻します。編集の野口さんもいらっしゃいますから、出版当時の話も伺わせてください。

いい作品なのに売れない! いや、絶対売ってやる!

野口:
私は『あらしのよるに』が産経児童出版文化賞を受賞したあとの担当です。前任者が美人だったので、お二人にお会いして、これからおっさん3人でやっていくのかなって思いました(笑)。

会社から私への使命は第2作目を書いていただくこと。読者からの反響がすごくて、「次はどうなる?」という声がかなり多かったですからね。当時『あらしのよるに』の子ども向けの舞台の話もあり、その流れで、ぜひとも2作目を、となっていきました。どうなることかと思っていましたが、2年後に無事できました。

シリーズ1作目『あらしのよるに』

きむら:
8年かけて全6巻出したんだけど、実はそんなに売れてなかったんです。トータルで12万部かな。

野口:
きむらさんに「講談社さん、売る気ないよね?」って言われていました(笑)。

きむら:
ですが、6巻目が出てその年の暮れに100万部超えたんですよ。歌い続けて苦節8年、まるで演歌のような大ヒット。その苦楽を共にした編集が野口さんなんです。

シリーズ6作目『ふぶきのあした』

徐々に感じていった読者からの反響
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