死の瞬間に「今が一番幸せ」と感じられる人生とは? はやみねかおるが子どもたちに教える「今の自分を肯定する」生き方

君に贈る「物語の処方箋」 (4/4) 1ページ目に戻る

子どもたちに一言「人生を必死に楽しんで!」

▲自宅からオンラインにて取材に応じてくださったはやみねかおるさん。読者へのアドバイスには「自分を棚上げ」と前置きしつつ、自作の「心の棚」を披露するお茶目な一面も。
▲自宅からオンラインにて取材に応じてくださったはやみねかおるさん。読者へのアドバイスには「自分を棚上げ」と前置きしつつ、自作の「心の棚」を披露するお茶目な一面も。
すべての画像を見る(全8枚)

はやみね:アドバイスなんておこがましいけれど、もし自分を棚上げして(笑)言えることがあるとするなら、人生を必死に楽しんでくださいと伝えたいです。

たとえば雨が降っているなかを走っていたら、普通はおかしなやつでしょ。でも意地を張ってでも、その状況を楽しめるように頑張るんです。

僕は死ぬときに「いまが一番幸せ」と思って死のうと決めています。そうすると自然とあれしたいな、これしたいなと、今やるべきことが浮かんでくる。人生、楽しんでやるって信念を貫くことが大切だと思います。

子どもを育てる親世代へ「秘密基地を守ることが大人の仕事」

はやみね:これからはAIが世の中に台頭してきて、子どもたちが大きくなってからの幸せは、誰にも予想できないと思います。だから僕が教師になるときに教えてもらった、この言葉を親御さんに送りたいです。

「子どもが小さいうちは手を離すな。少し大きくなってきたら目を離すな。手と目を離して大丈夫になっても、心は離すな。」

子どもには子どもだけの世界があります。大人が子どもに介入しすぎると、子どもたちは秘密基地すらつくれません。

根掘り葉掘り聞かずにいること、子どもの行動に干渉しすぎないことが大事。ぜひ子どもたちの秘密基地を守れる親御さんになってください。

──4月16日は誕生日を迎え、62歳になられるはやみねかおるさん。誕生日にあわせて人気シリーズ最新刊の『都会のトム&ソーヤ 22 ナイト列車で行こう!』が発売され、夏には「怪盗クイーン」シリーズの新作も刊行予定ですね。最後に、ぜひファンへ向けてのメッセージをお願いします。

はやみね:「都会トム」読者の皆様、大変お待たせいたしました。相変わらず内人も創也も元気です。新しい物語を、ぜひ楽しんでください! クイーンは、ヴェネチアで時空を移動できる石――アムリタの争奪戦を繰り広げています。ヴェネチア・カーニバルの幻想的な雰囲気をお楽しみください。

(取材・執筆/山口真央)

「都会のトム&ソーヤ」シリーズの新刊が発売!

都会のトム&ソーヤ 22 ナイト列車で行こう!

都会のトム&ソーヤ 22 ナイト列車で行こう!

はやみね かおる(著)  にし けいこ(絵)

発売日:2026/04/16

価格:定価:本体1300円(税別)

謎の列車の中でくりひろげられる、命がけの脱出ゲームと人狼系ゲーム。
参加するプレイヤー数は、マチトム史上最高人数?!
そもそもそんなゲームを企画した〈シン・栗井栄太〉って、いったい誰だ?
大がかりなR・RPG(リアル・ロールプレイングゲーム)が動き出す、22巻!

累計220万部突破の大人気シリーズ「都会のトム&ソーヤ」は、頭脳明晰な創也と、サバイバル能力に長けた内人がタッグを組み、究極のゲームを作っていく物語です。
中学生2人組による、知恵と友情と謎解き。読み出したら止まらない!

この記事の画像をもっと見る(全8枚)

前へ

4/4

次へ

51 件
はやみね かおる

はやみね かおる

小説家

1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。 「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」「少年名探偵虹北恭助の冒険」などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『オタカラウォーズ』『ぼくと未来屋の夏』『令夢の世界はスリップする』(以上、すべて講談社)『モナミシリーズ』(角川つばさ文庫)『奇譚ルーム』(朝日新聞出版)などの作品がある。 子ども自身が選ぶ、うつのみやこども賞を4回受賞。漫画版「名探偵夢水清志郎事件ノート」(原作/はやみねかおる、漫画/えぬえけい 講談社)で第33回講談社漫画賞(児童部門)受賞。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞。

1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。 「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「都会のトム&ソーヤ」「少年名探偵虹北恭助の冒険」などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『オタカラウォーズ』『ぼくと未来屋の夏』『令夢の世界はスリップする』(以上、すべて講談社)『モナミシリーズ』(角川つばさ文庫)『奇譚ルーム』(朝日新聞出版)などの作品がある。 子ども自身が選ぶ、うつのみやこども賞を4回受賞。漫画版「名探偵夢水清志郎事件ノート」(原作/はやみねかおる、漫画/えぬえけい 講談社)で第33回講談社漫画賞(児童部門)受賞。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞。

山口 真央
やまぐち まお

山口 真央

編集者・ライター

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。