【ニッポンの小麦粉料理】「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん
もったいない・つづけられる・伝統食! #2【小麦粉】「ゆでて・焼いて・蒸して楽しむ小麦粉料理」
2023.01.22
ライター・料理家:越野 美樹
簡単「お焼き」のレシピ
【材料】3人分(6個分)
A 中力粉 150g
A 塩 ひとつまみ
A 菜種油 小さじ1
菜種油 大さじ1
ごま油 小さじ1
あんこやお惣菜、お漬物などお好みの具
※今回はあんことトマトソースで作りました。
【お手伝いポイント】
生地をこねてのばして、具を包むのを手伝ってもらいましょう。
【作り方】
1. ボウルにAと水100ml(分量外)を入れてよくこね、まとめてラップで包み、30分ほど寝かしておく。
2. 1を、中力粉(分量外)をふった台の上に出し、棒状にしてから6等分にして丸める。
3. 5mmの厚さに丸くのばし、お好みの具をひだ状に包んで、口をしっかり閉じる。
4. フライパンを中弱火に熱して菜種油を入れ、閉じ目を下にして3を入れる。
5. 3分ほどで狐色になったら裏返して3分ほど焼き、中火にして100mlの水(分量外)を加えてフタをする。
6. 6〜7分ほどして水気がなくなったら鍋肌からごま油を加え、煮切る。
きんぴら、ひじき、切り干し大根、かぼちゃの煮物、なすのみそ炒め、トマトソース、肉味噌、高菜漬け、さつまいも、かぼちゃ、ハンバーグ、ツナ、チーズなど、好きな具を包んでみましょう。
伝統的な粉料理を楽しもう
家にある半端な残り野菜、使わずにしなびてしまうともったいないですよね。
おかずも、次の日になると、作った本人以外は誰も食べなくなったり……。
そんな端野菜や残り物も、粉で包んでリメイクすると、無駄なくいただけます。
粉料理は欧米ではパンや焼き菓子など、オーブンで焼く料理が多いですが、日本やアジアでは昔からゆでたり、蒸したり、フライパンで焼いたりする料理がよく作られてきました。
最近は小麦粉を控える方も多いようですが、小麦粉は昔から日本で使われてきた食材です。
私の好きな食べ物ナンバー1はうどん。
中でも、しめじうどんが好きです。
我が家では、翌日にお弁当のない金曜日の夜は、うどんの日と決めていています。
娘も、「このうどんのために1週間生きているんだよね」というほど美味しいのです。
日本で昔から食べてきた小麦粉を使い、昔からの調理法で「MOTTAINAI」素材を使い切る。
なかなか手に入らないかもしれませんが、日本でとれた小麦粉も探してみてください。
地産地消を実践すると、フード・マイレージの数値も低くなり、輸送費が節約されることで、限りある資源を保護することにもつながります。
なにより、子どもと一緒に楽しく料理することで、自分で作れたという達成感や、出来立てでないと味わえない美味しさなど、小さな幸せを感じることができますよ。
小麦粉料理をぜひ、楽しんで作ってみてください。
越野 美樹
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook
1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook