「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん 「干物料理」

もったいない・つづけられる・伝統食! #11【干物】「干物アレンジ」

ライター・料理家:越野 美樹

「アジ干物のサラダちらし寿司」のレシピ

材料に米酢やレモン汁を使うことで、魚の臭みを感じずに、さっぱりといただけます。 写真:越野美樹

【材料】2人分
アジ干物 1尾
にんじん 1/4本
ミニトマト 5個
アボカド 1/2個
ベビーリーフ 30g
炊いたご飯 お茶碗2杯分    
塩 ひとつまみ
米酢 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1
レモン汁 小さじ1
マヨネーズ 適量

【お手伝いポイント】
アジ干物をほぐし、具をトッピングするのを手伝ってもらいましょう。

【作り方】
1.にんじんは千切りにする。ミニトマトは半分に切る。

2. ボウルににんじんを入れて塩を加えて混ぜ、5分ほどしたら米酢とオリーブオイルを加えて漬けておく。

3. アジ干物はグリルで火が通るまで両面を焼き、骨をのぞいてほぐしておく。

4. アボカドは一口大に切ってレモン汁をかけておく。

5. ボウルにご飯、2、3を入れてよく混ぜる。

6. 器に盛り、4、ミニトマト、ベビーリーフをのせて、マヨネーズをかける。

最後にマヨネーズを加えれば、お魚も食べやすく、野菜も無理なく食べられます。 写真:越野美樹

干物を楽しもう

干物は、下処理済みでほどよい塩分があるので、そのまま焼いて食べるだけでなく、アレンジを楽しまないともったいないです。

たとえば、炊き込みご飯にしたり、お茶漬けにしたり、パスタや焼きそばに加えたりと、一品で完結するご飯の素材にも最適です。

サバサンドのように、干物をガーリックオイルで焼き、お酒を加えると、臭みが消えて食べやすくなります。 写真:越野美樹

生の魚よりも旨みや塩分があるので、野菜やご飯や麺などと合わせるのがオススメ。

今回ご紹介した3つのレシピも、いわしやえぼ鯛、ほっけ、カレイなど、いろいろな魚で試してみてくださいね。

干物は骨がありますが、娘は魚を食べ慣れていたので、小さい頃から自分で骨を取れました。

手軽に使える干物も、食べているうちにだんだん骨を取るのが上手になりますよ。

保存がきく干物を、お子さんと一緒に楽しんでみませんか?

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こしの みき

越野 美樹

Miki Koshino
ライター・料理家

1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook

1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook