子どもの「ヘッドホン・イヤホン難聴」を防ぐには? 耳鼻咽喉科医が教える予防法と注意サイン

耳鼻咽喉科医・吉川沙耶花先生に聞く【子どものヘッドホン・イヤホン難聴】 (4/4) 1ページ目に戻る

耳鼻咽喉科専門医:吉川 沙耶花

予防のポイント

ヘッドホンやイヤホンは、使い方に気をつけるだけで耳の負担をぐっと減らせます。次のことを意識してみてください。

● こまめに耳を休ませる
1時間使ったら10分ほどイヤホンを外し、耳を休ませましょう。

● 音量は控えめに
周りの会話が聞こえるくらいの音量を意識しましょう。平均80dB未満が安心とされていますので、再生機器の音量制限機能やアプリを活用しましょう。Bluetooth接続時に音量調整ができるものなど種類も多いため、子どもが使う端末の管理にも役立ちます。

● ノイズキャンセリング機能を活用
周囲の雑音に負けないよう音量を上げがちですが、ノイズキャンセリング機能を使うと音を大きくせずに快適に聴けます。イヤホンを選ぶときは、ノイズキャンセリング機能があるタイプを選ぶと安心です。

予防のポイントは、次の4つを覚えておいてください。

あ…あげない(音量を上げすぎない)
い…いしに相談(気になる症状があれば早めに耳鼻咽喉科へ)
の…ノイズキャンセリング(周囲の騒音をカット)
て…ていき的に休む(1時間に10分ほど耳を休める)

聞こえにくいと思ったら病院へ

最後に、「最近、なんだか聴こえにくい」「耳が詰まった感じが続く」など、少しでも気になる症状がある場合は、放置せず、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。

早い段階であれば、耳をしっかり休ませることで回復することがあります。音の刺激を減らすために耳栓を使ったり、イヤホンを使わない時間を意識的につくったりして、耳を休ませるようにしましょう。

───◆───◆───

子どもがヘッドホンやイヤホンを使う機会が増えている今、正しい知識を持った大人のかかわりが欠かせません。

まずは大人が「音との付き合い方」を知り、無理のない範囲で気を配ること。それが、子どもたちの未来の“聴こえ”を守る第一歩になります。

安心して音を楽しめる環境づくりを、家庭の中から始めていきましょう。

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きっかわ さやか

吉川 沙耶花

Sayaka Kikkawa
耳鼻咽喉科専門医

桜が岡耳鼻咽喉科院長、耳鼻咽喉科専門医、アレルギー専門医、医学博士。 福岡県出身。九州大学医学部卒業後、九州大学病院、埼玉医科大学病院、茅ヶ崎中央病院などでの勤務を経て、2022年8月桜が岡耳鼻咽喉科開院。 桜が岡耳鼻咽喉科 神奈川県藤沢市鵠沼桜が岡1-8-5-1 TEL:0466-28-8711 https://kikkawajibi.com/

桜が岡耳鼻咽喉科院長、耳鼻咽喉科専門医、アレルギー専門医、医学博士。 福岡県出身。九州大学医学部卒業後、九州大学病院、埼玉医科大学病院、茅ヶ崎中央病院などでの勤務を経て、2022年8月桜が岡耳鼻咽喉科開院。 桜が岡耳鼻咽喉科 神奈川県藤沢市鵠沼桜が岡1-8-5-1 TEL:0466-28-8711 https://kikkawajibi.com/