「子連れ」でラグビーをナマ観戦 楽しむコツを“常連ママ“が伝授 【チケット・席・持ち物】

座席の選び方、子連れ特有の持ちもの、リーグの見どころを手取り足取りご紹介〔子連れ観戦 前編〕

笹川 かおり

写真提供:東京サントリーサンゴリアス

9歳・3歳の息子を育てているエニママのライター・笹川かおりです。

今回のテーマは「子連れラグビー観戦の楽しみ方」。大のラグビーファンである私が、子連れで快適に観戦するコツについて、前後編にわたってみなさんにお伝えします。

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私の夫はラグビー経験者。彼の影響で私と長男もラグビーファンになり、これまでに何度もスタジアムで現地観戦しています。

私が思うラグビーの一番の魅力は、その多様性です。

試合に出場するメンバー15人にはそれぞれポジションがありますが、各ポジションに求められるスキルや体格はさまざま。本当にいろいろなタイプの選手が入り混じっています。

【参考】ポジション解説|J SPORTS

加えて、ラグビーでは日本代表チームにも、日本人に限らずさまざまなルーツを持つ外国人がたくさん在籍しています。人種や国籍関係なく一丸となってプレーする日本代表選手の姿には、何度見ても心打たれるものがあるんです。

子連れでは難しい……と諦めているパパ・ママが現地観戦にチャレンジし、ラグビーのよさを少しでも体感するきっかけとなれたら嬉しく思います。

スタジアムのゲートをくぐる瞬間のワクワク感は、何度経験しても最高。 写真:笹川かおり

チケット購入方法・座席の選び方・観戦マナー

初心者はまず、リーグワンの公式HP内「はじめてのリーグワン」をチェックするのがおすすめ。ラグビーについての基本的な知識や観戦ガイド、楽しみ方に至るまで、とても親切にわかりやすく解説されています。

はじめてのリーグワン

チケットはTicket RUGBYかファンクラブで入手

リーグワンの前売りチケットは、「Ticket RUGBY」もしくは各チームのファンクラブで購入できます。

まだ推しチームが決まっていない初心者には、この「Ticket RUGBY」がおすすめ。日本代表戦や、大学ラグビーなどのチケットも購入可能です。

Ticket RUGBY

「子ども料金が設定されている通路側の席」が子連れの初観戦におすすめ

ラグビーの試合は80分+ハーフタイム休憩が12分。特に未就学児と観戦する場合は、飽きた子どもの相手をしたり、トイレ休憩に連れだしたりする「観戦に集中できない時間」が発生することもあるでしょう。

そのため我が家の場合は、大人も子どもも一律料金のよい席は大人だけで観戦するときのお楽しみに。3歳の次男を連れていく場合は、「子どものチケット代がもったいなかった」「何度も席を立って周りに迷惑をかけてしまった」とならないよう、子ども料金が設定されている通路側の席を取るようにしています。

応援は「ノーサイドの精神」を胸に

試合後、ラグビー選手たちが勝ち負け関係なくお互いを称えあうさまを「ノーサイドの精神」と言います。私がラグビーを愛する大きな理由の1つです。

そんな選手たちの振る舞いが応援するファンによい影響を与えているのか、試合中によいプレーがあったときには、敵味方関係なく歓声や拍手が送られることも。

また、ラグビーの応援はほかのスポーツと比べて穏やかです。大音量の応援に子どもが委縮してしまう、という心配はあまりしなくても大丈夫だと思います。

服装・持ちものの準備は抜かりなく!

服装

リーグワンの開催期間は12月~翌年5月。終了時間が夕方の試合も多く、冬は想像以上に寒いという心づもりが必要です。防寒対策は「ちょっとやりすぎ?」なくらい厳重にしていきましょう。私の場合、ひざ掛け・靴下用カイロは必須アイテムです。

あると役に立つ持ちもの

午後開催の試合は西日がまぶしいので、大きなツバつきの帽子も忘れずに(西を背にする座席なら必要ありません)。また、雨でもラグビーの試合は中止にはならないので、レインコートも持参できたらベターです。(周囲の邪魔になるため、席での傘の使用はNGです)

2022年5月の府中ダービー(味の素スタジアム)で雨に降られてしまったときの1枚。写真:笹川かおり

子どもの暇つぶしグッズは気合を入れて準備

子連れ観戦で何より大切なのが、子どもの暇つぶしグッズの仕込みです。

特に3歳次男の暇つぶしグッズは、数日前から気合を入れて準備。私は以下のようなグッズを毎回持参しています。

・おもちゃ
かさばらず、落としても壊れないおもちゃを選んで持っていきます。描いては消せるお絵かきパッドもおすすめ。

落としたときに散らばるおもちゃは×。写真:笹川かおり

・シールブック
シールブックを事前に購入しておけば、それを渡すだけでしばらく遊んでくれます。

・絵本・図鑑
絵本類はぜひ読みなれたものを。新しい絵本を持っていくと、「読んで」となるリスクが……。

「○○をさがせ」のような絵本もおすすめ。写真:笹川かおり

・おかし
「小粒」が正義! 食べ終わるまでに時間がかかるもの、食べすぎても害が少なそうなものをたくさん持っていきます。紙コップを持参すれば、おかしを入れてドリンクホルダーにセットできるので便利(後編参照)。スタジアムフードを楽しむならポップコーンがおすすめ。

スタメンおかしたち。チョコレートや飴を最終手段として忍ばせても。写真:笹川かおり

・タブレット/ゲーム機
万策尽きたときの最終手段、かつパパ・ママの最強の味方。タブレットにはあらかじめ、オフラインで使用できるアプリや動画をたくさんダウンロードしておきます(私は動画配信サービスに2つほど加入してダウンロードしています)。

近隣のチーム? 好きな選手? 応援するチームの選び方

推しチームがあると、ラグビー観戦がますます楽しくなります。

もし気になる選手がいるなら、その選手の所属チームを応援してみてはいかがでしょうか。また、ホームグラウンドがお住まいから一番近いチームを推す、という選び方もおすすめ。ホームゲームが近くで開催されるため、試合に行ける機会が多くなります。

ちなみに、私の推しチームは東京サントリーサンゴリアス。2019年に日本代表の流大(ながれ ゆたか)選手のファンになったことがきっかけで、チームも応援するようになりました。

2019年・2023年と日本代表で活躍した、長男と私の推し・流大選手(写真右)。闘志あふれるプレースタイルに惹かれてファンに。  写真提供:東京サントリーサンゴリアス

また、近年は海外のスター選手がたくさん来日しているのも楽しいポイント。ワールドカップで海外チームに興味を持った方は、知っている選手がいないかぜひチェックしてみてください。

特に今年来日している海外選手たちは超豪華。2023年のワールドカップで優勝した南アフリカや、準優勝したニュージーランドの選手がたくさん、リーグワンでプレーしています。

サンゴリアスには今年、サム・ケイン選手、チェスリン・コルビ選手という2名の超スーパースター選手が在籍しています。

世界中のラグビーファンの憧れ、オールブラックス(ニュージーランド代表の呼称)のキャプテン経験があるサム・ケイン選手。  写真提供:東京サントリーサンゴリアス
ラグビーファンなら誰もが知る南アフリカ代表のバックス、チェスリン・コルビ選手。世界トップクラスのスピードは圧巻!  写真提供:東京サントリーサンゴリアス

現地観戦の迫力と非日常感はとくべつ! 子どもと存分に楽しんで

前編の本記事では、観戦のための準備や推しチームの選び方についてみなさんにご紹介しました。

後編では、実際に私が子どもとラグビー観戦した体験談をレポート形式でお伝えします。チームが出展する子ども向けのイベントや会場の様子、子どもの反応をぜひお楽しみください。

ささがわ かおり

笹川 かおり

Kaori Sasagawa
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/  X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/

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