子ども服&絵本は<使う場所のそば>がラクチン!「本多さんち」の収納ルール

本多さおりさんに教わる「子どものモノ」収納レッスン#2 洋服・絵本編

整理収納コンサルタント:本多 さおり

収納の基本は<使う場所のそば>

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――本多さんのご自宅は、ウォークインクローゼットが家の中心にあるめずらしい間取りですよね。これも収納を考えてのことなのでしょうか?

本多さん「リノベーションをするとき、真っ先に浮かんだアイデアのひとつでした。クローゼットは、だいたい寝室や個室にありますよね。以前住んでいたアパートもそうで、誰かが寝ていると気を遣うし、暗くてよく見えないし、不毛だなと思っていたんです。

子どもって小さいうちはほとんどリビングに生息していて、着替えでも何でもほとんどリビング。だったら、リビングにクローゼットがあったほうが便利じゃないかと。アパート時代のクローゼットのサイズ感から、これだけあれば間に合うという最低限のサイズで作りました」

――なるほど。赤ちゃんの頃は、着替えをリビングに置いているパパママも多いですね。

本多さん「<使う場所のそばにしまう>のは、収納を考えるときの基本だと思います。モノを使おうとするとき、<すぐそのモノにアクセスできること>が大事。歩数とアクション数、どちらも少ないほうがラクですからね。

特に片付けるときは、使おうとしているときより気持ちが冷めているので、どうでもよくなりがちです。少ないアクションで元に戻せると、『片付けよう』という気になりますよ」

――ちなみに、お子さんたちの保育園バッグの置き場所は?

本多さん「少し前まではダイニング側にあったのですが、最近見直しをして、クローゼットのそばに保育園バッグ用のフックを設けました。ダイニングよりクローゼットのほうが玄関に近いので、動線を考えたらこっちが自然だなって。

今までは朝バタバタしているのもあって、つい私がバッグを持ってしまったのですが、今は『自分で持ってきてね』というと、ふたりとも持ってくるようになりました。収納場所を変えただけで、大きな変化だなと思います」

保育園バッグを掛けるのは、クローゼット横のフック。長男と次男、それぞれの顔写真が貼ってあります。 写真:深澤慎平
子どもの靴は2足ずつ+長靴で、なるべく増やさないように心がけているそうです。靴箱に棚板を一枚足し、ひな壇にして収納力をアップ。  写真:深澤慎平
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