「言葉が遅い」「発達障がい?」現役保育士てぃ先生が伝授する育児アイディア
フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア【まとめ記事】
2023.08.18
保育士:てぃ先生
てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です! 今回は、これまでのお悩みの中から、子どもの発育に関する相談へのアイディア、解決策をまとめてご紹介します。
子どもの発育に関するお悩み
・『言葉が遅いと指摘された』(1歳11ヵ月女児)
・『頭を壁に打ちつける』(1歳7ヵ月男児)
・『落ち着きがないのは、発達障がい?』(1歳5ヵ月男児)
・『人見知り、場所見知りがすごい』(1歳3ヵ月女児)
気持ちを表現できないことに共感して、大人が言葉にする。
言葉は、大好きなお父さんお母さんの声を聞くところからだんだんと覚えてるものなんじゃないかな。検診で指摘されて焦ってしまって、「ほら、車だよ」とか「これは青」などと、親御さんが「言葉を教えよう、言葉を覚えさせよう」という意識が強いと、お子さんにとって言葉を学ぶ時間が苦痛になってしまうかもしれません。
それよりも、たくさん話しかけてあげてください。例えば、その子が何に興味を持っているかを探るところから始めてみたらどうでしょう? 虫や動物、魚、電車など、好きなものの図鑑をいっしょに読んであげれば、「知りたい、覚えたい」という気持ちがだんだん出てきて、言葉の発達にもつながっていくはずです。(関連記事:てぃ先生が解決「#4言葉が遅いと指摘された」)
『頭を壁に打ちつけます』(1歳7ヵ月男児)
子どもは言語の発達よりも身体の発達が早いので、なにかを表現するときに体が先に動くんです。「いやだ」を表現したり、眠たいときやさみしいときにすることもあります。そんなときは、お子さんの行動や気持ちに共感する、というのが鉄則です。「◯◯がいやだったんだね」と共感しながら、お子さんの気持ちを言葉にしてあげましょう。基本的には大きくなっていくにつれて自然に消えていきます。
絵の描き方を説明されても、たくさん描かないとうまくなれないのと同じで、自分の気持ちを切り替える経験を積むことができれば、自然と耐性がついてくると思います。(関連記事:てぃ先生が解決!「#5頭を壁に打ちつける」)
現状をネガティブにとらえないでいい
まだ1歳です。3歳4歳で言葉が出づらいお子さんもいます。専門医でも発達障がいかどうかを診断することは難しいと思います。お子さんの個性もありますし、お友だちと比べずに、今の状況をあまりネガティブにとらえないでいいと思います。
お子さんの良いところをたくさんみつけてください。するとだんだんと心配事も減って、ポジティブな気持ちでお子さんと接するようになるのではないでしょうか?
ただ、親御さんが不安を抱え、思い悩みながら毎日を過ごすくらいなら、一度専門機関にみてもらってもいいかも。結論ははっきりとしないかもしれませんが、たぶん親御さんがすっきりするのではないでしょうか。(関連記事:てぃ先生が解決!「#29発達が遅い」)
『人見知り、場所見知りがすごい』(1歳3ヵ月女児)
親御さんは「いろんな人、いろんな場所に慣れてほしい」と思っても、生まれてまだ1年のお子さんです。いやがるのは仕方がない。無理矢理慣れさせようとしても、逆に家族以外の人や場所に苦手意識を持ってしまうかもしれません。「今はまだまだ人見知り、場所見知りが当たりまえの時期」と考えて、無理をさせないほうがいいと思います。
例えば、離れて暮らすおばあちゃんの写真や動画を見ながら、おばあちゃんとの楽しかった思い出を話してあげてください。話を聞いたお子さんが「パパとママはおばあちゃんと仲が良い」「おばあちゃんを信頼している」と感じれば、自然とおばあちゃんに対しても親しみを持ちやすくなります。
場所についても、事前にインターネットで写真や動画を見せて準備をしておくと、親しみを持ちやすくなると思います。(関連記事:てぃ先生が解決!「#25人見知り」)
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ