あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月22日」(1973年)。
下宿先の白鳥家とともに旅行で宮崎を訪れた光太郎は、船内で父親を訪ねて密航していた少年と出会う。しかし、少年の父親は怪獣に食べられてしまった可能性が浮上した。
光太郎がタケシ少年と出会う
一方、タケシの父である林田と助手の中山は温泉を掘っていたが、いつまでたっても温泉は出ない。すると、突如地響きが起き、地割れや陥没が発生。林田は作業をやめ、事務所に引き返した。しかし、そこに開発事業団の社長がやってくる。社長は作業を再開するよう言うが、林田はただごとではない何かを感じたと訴える。しかし、社長に「ペテン師」呼ばわりされた林田は、現場に戻ってしまう。すると、何か物音がした。林田は湯の出る音だと考え、様子を見にいくが、赤いガスと共に地震が発生。そして、地面から怪獣・ボルケラーが現れた。
一方、光太郎たちはたまたま行き先が同じだったため、タケシを車に乗せて、えびの高原に向かっていた。すると、道路に中山が飛び出してくる。タケシと面識があった中山は、林田が怪獣に食べられてしまったと告げた。